芸能人寛容論―テレビの中のわだかまり

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芸能人寛容論―テレビの中のわだかまり

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787273918
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「cakes」の人気連載、芸能人批評「ワダアキ考」がついに書籍化。約50人を厳選し、増補。新たに「堂本剛」「宮崎あおい」ほか5人の書き下ろしを追加。回り道を重ねて芸能人の生態を観察、テレビの向こう側に私たちが感じるわだかまりを力の限りで受け止める。現代社会の「空気」をつかみ取り、テレビと私たちの緊張関係を取り戻す。2015年話題の1冊『紋切型社会』の著者が、放牧された芸能人を苛烈に問い直す1冊。



中村佑介さん(イラストレーター)

評論に見せかけた悪口。

悪口に見せかけた愛。



能町みね子さん(文筆家)

芸能人をバッサリ斬…ったらつまらない。

ネチャネチャと噛みきらずに味わい尽くす快感。



飯田正人さん(くまざわ書店営業推進部)

芸能人に表れる現代社会の要請。

気持ち悪面白い。



大矢靖之さん(紀伊國屋書店新宿本店)

喧噪極まる社会のなか、

僕たちの誠実な代弁者がここにいる。



花本武さん(ブックスルーエ)

忙しいのに困る。

仕事しないでテレビ観たくなっちゃうし。

まえがき



やっぱりEXILEと向き合えないアナタへ

ファシズム化する石原さとみの唇

紗栄子が生き急いでいる

軽部アナの蝶ネクタイが教えてくれること

フィギュア・八木沼純子の味気ない解説の味わい

SEKAI NO OWARIは「中二病」ではなく「高三病」

水原希子は巨大仏である

堂本剛と向き合いたい気持ちはあるけれど

能年玲奈民営化問題

池上彰依存社会

これからの「ピケティ」の話をしよう

メディアに消費されない宮間あや選手

森高千里が管理している若さについて

堀北真希の国語力に圧倒されたよ

ファンキー加藤とニッポンの労働

島崎和歌子論

マツコ・デラックスは毒舌ではないのだし

吹石一恵をブラトップだけで語るな

神木隆之介の好印象が果てしない

上戸彩の話をします

与沢翼は見た目が九割

YUKIのことを考えましたが、わかりませんでした

西島秀俊の結婚に失望する一体感

ウイスキーを作るべきは華原朋美

高橋ジョージのリーゼント・ハラスメント

夏目三久アナは「間」を統率する

僕たちは神田うのを更新しながら生きてきた

松本人志と時事問題

黒柳徹子は若者に苦言を呈さない

ざわちんは板野友美をやめてはいけない

女子力高い織田信成だけが男らしかった

大江麻理子アナは誰にも嫌われないはずだった

ネプチューン名倉潤を終電まで語り尽くす必要性

森三中の「女」の在り処について

柳沢慎吾のことが大好き

ベッキーの元気を直視できないボクらが悪い

「ゲスの極み乙女。」で大喜利しない勇気

沢尻エリカはいつまで不機嫌を待望されるのか

中山秀征はテレビ離れを食い止める

aikoの魅力がわからないんです

前園真聖の話術が阿川佐和子に近づいていく

吉田羊を「ミステリアス」と評するミステイク

なぜ小堺一機は語られないのか

やっぱりまだ、aikoの魅力がわからないんです

広瀬すずに謝らせようとする仕組み

唐突ですが、TRFのSAMについて考える

西野カナの話をすると人はつまらなくなる

安手のセクシーを引き受ける斎藤工は巧みだ

いつの間にかPerfumeの理解者になってる感じ

狂犬と強権を選択する加藤浩次

私は浅田舞に飽きてきたが皆様はどうか

「宮崎あおいとかが好き」の正体

星野源が嫌われない理由を探しに



あとがき

武田 砂鉄[タケダ サテツ]
1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年からフリー。15年、『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)で、第25回「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞。16年、第9回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。「cakes」「文學界」「NEWSWEEK」「VERY」「SPUR」「Quick Japan」「暮しの手帖」「SPA!」などで連載を持ち、インタヴュー、書籍構成なども手がけている。

内容説明

「cakes」人気連載を厳選し、大幅に加筆・修正。書き下ろし5本を追加。「ワダアキ考」、ついに書籍化!

目次

やっぱりEXILEと向き合えないアナタへ
ファシズム化する石原さとみの唇
紗栄子が生き急いでいる
軽部アナの蝶ネクタイが教えてくれること
フィギュア・八木沼純子の味気ない解説の味わい
SEKAI NO OWARIは「中二病」ではなく「高三病」
水原希子は巨大仏である
堂本剛と向き合いたい気持ちはあるけれど
能年玲奈民営化問題
池上彰依存社会〔ほか〕

著者等紹介

武田砂鉄[タケダサテツ]
1982年生まれ。ライター。東京都出身。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年からフリー。15年、『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)で、第25回「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞。16年、第9回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。インタヴュー、書籍構成なども手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tui

47
サブタイトルに「テレビの中のわだかまり」とあります。テレビ画面を賑わしたり、賑わさないけど何故か気になるあの芸能人について、タブーもへったくれもなく実名バンバン出して論じてます。この『寛容』というのが曲者。拒否せずスルーせず、最大限に心を傾け存在を受け入れて解釈を試みるというもの。つまりは、いらんお節介です。悪意と皮肉もダダ漏れです。素直にテレビを観れない(愛読書はテレビブロス)私のような者には好物でしたが、一気に読むとさすがにお腹いっぱい。あと、添えられた似てないイラストが妙にぞわぞわきます。2017/01/10

おかむら

37
茶の間や飲み屋での言いたい放題とは違って、芸能人を文章で上手く貶すというのはなかなか難しいもの。ナンシーさん以来なかなかこれという書き手がいなかったけど、これは面白い! ただの悪口じゃなくてテレビ愛がある。でも文字数が多いのと難しい言い回しが多いので読むのに時間かかる。あと消しゴム版画が無い。ここがやはりデカイわ。2016/10/14

阿部義彦

36
紋切り型事典で言論界に打って出た期待の新鋭武田砂鉄さんの二冊目の本がついに登場!今回は芸能人ネタです。後書きで本人も書いてますが、ナンシー関の衣鉢を継いだ斜め45度からの切り口で充分堪能させて貰いました。題名からして秀逸。やっぱりEXILEと向き合えないアナタへ、池上彰依存社会、いつの間にかPerfumeの理解者になってる感じ、aikoの魅力がわからないんです、ファンキー加藤と日本の労働、ベッキーの元気を直視できないボクらが悪い、etcこの本も売れそうな予感!本業の社会評論の本も待ってます!2016/08/20

sofia

35
おもしろかった。ナンシー関のような文章を待っていたのかも。軽部アナの蝶ネクタイなんて、四半世紀前の『噂の真相』を思い出す。もっといろいろな人を論じてほしい。(短い文章で)2016/10/25

marumo

29
本人もあとがきに書いているようにナンシーと比較されるのは折り込み済みだったようです。結果、ナンシーが抜けた穴はひとつも埋まりませんでした。各コラムのタイトルが一番面白かった。「ファシズム化する石原さとみの唇」とかね。作者は男性らしいのですが、かなりフェミな香りがするのが興味深かったです。2016/11/27

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