目次
第1部 写真がアートになったとき(“一九八五年”というインパクト;「つくば写真美術館」概説;つくば写真美術館とは何だったのか―「つくば写真美術館再考」シンポジウム収録)
第2部 写真と向き合い続けるということ(マーケットから写真を考える(石原悦郎×粟生田弓)
写真集というメディア(金子隆一×光岡寿郎×大久保遼)
これからの写真/評論(飯沢耕太郎×冨山由紀子×小林杏)
まだ写真で語られていないこと(伊藤俊治×小林杏×大久保遼))
著者等紹介
粟生田弓[アオタユミ]
1980年生まれ。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。RIVORA Incを創設しブランドのマネジメントを務める。本シンポジウム企画など、写真に関連したイベント立案や、カルチャー雑誌などのコムラ執筆などを手がけている
小林杏[コバヤシアンヌ]
1980年生まれ。早稲田大学文学研究科社会学専攻博士課程修了。早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所招聘研究員、東京綜合写真専門学校講師。専攻は写真文化論、メディア社会学。メキシコの死者の記念写真である「死児写真」をテーマに、研究・展示活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nina
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今や美術館や画廊で展示観賞され、美術品として一般的に売買されている写真。しかし、日本ではある時期まで写真そのものを美術品として扱うことはほとんどなかったという。本や雑誌の原稿などに使われたらもう用済みで、著名な写真家の写真でもかなりぞんざいに扱われていたらしい。しかしある時そういった日本の写真界の写真に対する概念を覆そうと立ち上がった人たちがいた。1985年。写真がアートになったとき。その瞬間に立ち会った人々の30年後の現在もそれぞれインタヴュー形式で収録されており、写真好きには興味深い話が尽きない本。2014/10/31
TOMYTOMY
0
つくば写真美術館という軌跡。2019/06/26