同人音楽とその周辺―新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念

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同人音楽とその周辺―新世紀の振源をめぐる技術・制度・概念

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787273178
  • NDC分類 763.9
  • Cコード C0073

内容説明

音楽メーカーから独立したCD制作を特徴とし、同人イベントや同人ショップを中心に流通する同人音楽。同人イベントM3の紹介や当事者へのインタビュー、さらには『初音ミク』や「ニコニコ動画」も織り交ぜながら、拡大を続ける音楽文化の振源に迫る。現代文化状況を論じるための新たな地平を拓く新鋭の音楽論。

目次

第1部 同人音楽(同人音楽への招待;概念としての同人音楽とその射程;同人音楽「と」ジャンル;同人音楽批評は可能か)
第2部 同人音楽の周辺(現代的想像力と「声のキャラ」―『初音ミク』について;オンライン世界での協働―『組曲『ニコニコ動画』台湾返礼』について;純愛者であることの困難―アマチュア音楽について)
ふたたび、同人音楽

著者等紹介

井手口彰典[イデグチアキノリ]
1978年、広島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。2007年10月から鹿児島国際大学福祉社会学部専任講師。専門は音楽学・音楽社会学、特に現代の音楽文化について。『ネットワーク・ミュージッキング―「参照の時代」の音楽文化』(勁草書房)で第25回「テレコム社会科学賞」奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

古戸圭一朗

2
「同人音楽」についてのまとまった学術的成果は、おそらくこれ以外にあまりないだろう。私は同人音楽にはあまりなじみがなく、同人誌コミュニティの延長ないし派生的な領域として読んだ。同人音楽はDTM環境やボーカロイドなど、テクノロジーが、同人誌よりその発展に影響を与えてきたのかもなど思いつつ、同人誌に関しても色々共通しており示唆的なトピックが多い気がする。特に、第7章の「純愛者であることの困難」は、文化活動におけるアマチュアに焦点を当てており、「同人」に関わっていれば、読んでおきたい内容。2019/12/03

rararagi

2
同人音楽を社会学的な観点から論じているような論じていないような本。同人音楽という文化がいかなる物か、改めて確認出来ます。同人音楽について色々考えてみたい人には良いかもしれません。ただ同人音楽が好きという理由だけでこの本を手に取ると辛いかも。2012/04/26

totssan

1
 コミケの同人誌と同じ感覚で、バンド活動をはじめとした楽器演奏のサークル活動(学生の趣味の集いとその延長)を同人音楽として論考する本。アマ音のサークルに所属していることもあり、タイトルに興味を持ち通読。同人やらアマチュアリズムなど、特に分析なんかしなくても・・という姿勢で今までいたが、本書を読み、一部なるほどと深く思える視点が得られた。後半部に進むにつれ、慣れからくるのか文章が読みやすくなるのも助かった。論文調で趣味の世界を語られると意外とつらい。そしてせっかくの結論ではあるが、「で?」とも思ったり。2020/06/03

椿かすみ

1
「音系」即売会『M3』の成立から東方アレンジ・ボカロ曲の擡頭といった現象を、筆者の体験と渦中の人物へのインタヴューを踏まえて分析し、「同人音楽とは何か」を勝手に定義するのではなく、同人音楽を「語る」可能性を追求した論考。章ごとに初出が異なるため、一貫したテーマが若干見えにくくなっている気もするが、スポーツと音楽を「アマチュア」で架橋する展開など、現象の当事者が持つ「肌で感じているがうまく論理化できない」主観を客体化するいくつかの実践は、当該ジャンルに限らず新興の分野を論じようとする上で参考になるだろう。2014/11/27

Ishida the Brain Damaged

1
学者らしい客観的な内容。ルポルタージュではない。紀要っぽい感じだがやはり紀要が初出ばかり。手つかずのテーマをここまでアウトラインまとめるのは結構大変だったはず。「アウトラインだけ」「内側の細かい話がない」とか言ってやりなさんな。2014/06/08

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