復刊選書
オルガンの文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 284,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787272164
  • NDC分類 763.3
  • Cコード C0373

出版社内容情報

明治期の日本にオルガンを導入した宣教師と、音色に魅了された若き音楽家や技術者たちの情熱――。西洋音楽導入の機軸であり、文化史・教育史だけではなく産業発達史にも重要な意味をもつオルガンの歴史を、膨大な史料を精読し、新しい視点からたどった労作。

はじめに
例言

第一章 懐かしい音、足踏みオルガンの由来
 1 キリスト教宣教の神器、リードオルガン
 2 公立の小学校に風琴(リードオルガン)が入る

第二章 国産リードオルガン製造の歴史
 1 山葉(ヤマハ)オルガン(内国勧業博覧会の栄光)
    日本楽器製造の大型リードオルガンについて
 2 輸入オルガン
 3 西川オルガン
 4 松本オルガン
 5 池内甚三郎のオルガン(関西楽器製造の巨人)
 6 その他のオルガン製造会社とオルガン販売全般
 7 足踏みオルガン修理のご案内

第三章 島崎赤太郎の一生
 1 島崎赤太郎の生い立ち
 2 明治期最初のオルガニスト
 3 ライプツィヒの文部省留学生
 4 「尋常小学唱歌」と島崎赤太郎
 5 晩年の島崎赤太郎

第四章 エドワード・ガントレット
 1 明治時代のガントレット
 2 大正時代のガントレット
 3 晩年のガントレット

第五章 外国人居留地のパイプオルガン導入
 1 横浜居留地のパイプオルガン
    横浜クライスト・チャーチ
    横浜ユニオン・チャーチ(海岸教会)
    横浜天主堂(山手カトリック教会)
 2 築地聖三一大聖堂
 3 神戸のオルガン群

終章 島崎赤太郎以後のオルガン史
 1 昭和期(戦前)の楽壇
 2 東京音楽協会の謎
 3 田辺尚雄と音楽評論
 4 昭和初期のオルガン界
 5 戦時下のオルガン界
 6 終戦直後のオルガン界
 7 「音楽人名辞典」の作り方教えます/結語

協力者・資料提供者
主要参考文献
あとがきと自分のこと
索引

内容説明

明治期の日本にオルガンを導入した宣教師と、その音に魅了された若き音楽家や技術者たち。西洋音楽導入の機軸であり、文化史だけでなく産業発達史にも重要な意味をもつオルガンの歴史を、膨大な資料を精読し、新しい視点からたどった労作。

目次

第1章 懐かしい音、足踏みオルガンの由来
第2章 国産リードオルガン製造の歴史
第3章 島崎赤太郎の一生
第4章 エドワード・ガントレット
第5章 外国人居留地のパイプオルガン導入
終章 島崎赤太郎以後のオルガン史

著者等紹介

赤井励[アカイレイ]
1951年、札幌市生まれ。日本大学文理学部哲学科卒業。日本リードオルガン協会会長、日本オルガン研究会運営委員、洋楽流入史研究会会員、キリスト教礼拝音楽学会会員。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。