寺子屋ブックス<br> こんなスポーツ中継は、いらない!

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寺子屋ブックス
こんなスポーツ中継は、いらない!

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787271341
  • NDC分類 780.4
  • Cコード C0375

出版社内容情報

野球、サッカーから、駅伝、F1まで、私たちの生活に深く浸透しているスポーツ中継を、視点も嗜好も異なる10人の論者が徹底的に論じつくす。一部の低質な中継が日本のスポーツ文化成熟に対して犯したあやまちを断罪し、その限界と可能性をさぐる。

1 心理戦と人間ドラマのはざまに――プロ野球中継の曲がり角 水谷憲司
2 甲子園中継の功罪 小椋博
3 実況アナウンサーの眼差しと位置づけ――サッカー中継哲学 倉敷保雄
4 バカの心得――J2からのサッカー中継批判 山本史華
5 元選手に解説を頼むという不幸な構図について 高橋秀樹
6 「実況」という名のプロレス――古舘伊知郎考 岡村正史
7 箱根駅伝中継における「ドラマ」の求め方 貴地久好
8 テニスの神はブラウン管に顕現するか 藤崎康
9 ラグビー中継をめぐって 佐々木典男
10 F1中継と物語と冥界と数と――セナの一つの喪としても 藤井雅実

内容説明

野球、サッカー、テニスなど、日本のプロスポーツがいつまでたっても世界レベルに達しないのはなぜか?身体能力の違いや技術レベルの低さ、そして優秀な指導者の欠如…そんな表面的で効果のない批判ではダメだ。われわれとスポーツのあいだにこっそりと忍び込み、スポーツ観形成に無意識のうちに働きかけるサブリミナル・メディア「スポーツ中継」こそが、諸悪の根源なのだ。試合の醍醐味を伝えない実況アナウンサーや、自慢話に終始する解説者など、一部の悪しきスポーツ中継を断罪し、日本でスポーツが文化として成熟するために、スポーツ中継はどのようにあるべきか、その可能性を探る。

目次

心理戦と人間ドラマのはざまに―プロ野球中継の曲がり角
甲子園中継の功罪
実況アナウンサーの眼差しと位置付け―サッカー中継哲学
バカの心得―J2からサッカー中継批判
元選手に解説を頼むという不幸な構図について
「実況」という名のプロレス―古舘伊知郎考
箱根駅伝中継における「ドラマ」の求め方
テニスの神はブラウン管に顕現するか
ラグビー中継をめぐって
F1中継と物語と冥界と数と―セナの一つの喪としても