海外ルーツの子ども支援―言葉・文化・制度を超えて共生へ

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海外ルーツの子ども支援―言葉・文化・制度を超えて共生へ

  • 田中 宝紀【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 164p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787234889
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本で生活している海外ルーツの子ども10万人のうち、1万人は何の支援もない無支援状態だ。こうした無支援状態の子どもたちや、自治体による支援制度の対象にならない子どもたちは、主に地域ボランティアが運営する日本語教室などでサポートを受けてきた。支援者らは日本語を教えるだけでなく、外国人保護者に学校の「おたより」をわかりやすく説明したり、困りごとの相談に乗るなど、外国人と地域・情報とをつなぐ「仲介役」を担ってきた。



しかし、新型コロナウイルスのためにその活動が休止を余儀なくされるなか、情報弱者になりやすい外国人や海外ルーツの子どもたちの支援が空白になりつつあり、地域社会にも大きな影響を与えている。

平時から、義務教育の対象外であることや、支援体制の整備の遅れなどから教育機会へのアクセスが限定的になりやすい海外ルーツの子どもたちにとって、現在の事態は教育機会の一層の断絶につながりやすく、リスクが高い状況にある。



日本語を母語にしない子どもたちへの支援活動を続けている著者が、支援現場の実態と提言をまとめる。ともに生きる未来をめざして!

内容説明

日本の学校で学ぶ海外ルーツの子どものうち、一万人以上が何の支援もない状態にある。地域ボランティアなどによる日本語教室の活動にも限界が迫るなかで、日本語を母語としない子どもたちへの支援活動を続けてきた経験に基づいて現場の実態と提言をまとめる。ともに生きる未来をめざして!

目次

第1章 海外ルーツの子どもを取り巻く環境(共生社会に近づくために―あらためて考える「海外ルーツの子ども」という呼び方;不十分な受け入れ体制―自治体間格差と担い手不足 ほか)
第2章 海外ルーツの子どもへの日本語教育の必要性と課題(日本語指導を必要とする子どもたちはいま;高校進学率七〇%という現実 ほか)
第3章 「受け入れ体制の整備」から「共生社会の基盤づくり」へ(言葉を学ぶ権利(言語権)の保障に向けて
「外国人保護者は教育に無関心」は本当か)
第4章 海外ルーツの子どもの課題解決に求められる多面的支援とは(外国人の子どもの教育機会保障に必要なこととは;海外ルーツの子どもたちの貧困 ほか)
第5章 多様な人々がともに生きる社会へ(子どもや外国人にもわかりやすく―NHKの津波警報で注目の「やさしい日本語」とは;ことばのバリアフリー ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

30
海外ルーツの子どものうち、1万人以上が無支援の状態にある日本の現状。ボランティアによる日本語教室の活動にも限界が迫る中、日本語を母語にしない子どもたちへの支援活動を続けてきた経験に基づいた現場の実態と提言。<情報弱者になりやすいマイノリティーを無視した対策は、当事者を一層追い詰めるだけでなく、地域全体にその影響を及ぼしうるものです。現在のような非常時にこそ、地域の多様性から目を逸らすことなく、ともにこの事態を乗り越えられるよう、地域全体で知恵を出し合い、必要な配慮や対策を講じていくことが大切>と。同感。⇒2021/09/25

Go Extreme

3
海外ルーツの子どもを取り巻く環境: 共生社会に近づくために―海外ルーツの子どもという呼び方 不十分な受け入れ体制―自治体間格差と担い手不足 在留許可が出ない理由を知りたかった―日本出生のタイにルーツをもつ高校生、上告取り下げ 海外ルーツの子どもへの日本語教育の必要性と課題: 日本語指導を必要とする子どもたち 高校進学率70% ダブルリミテッド―日本語も母語も中途半端な子どもたち 受け入れ体制の整備から共生社会の基盤づくりへ 海外ルーツの子どもの課題解決に求められる多面的支援 多様な人々がともに生きる社会へ2021/07/15

にわけい

1
【海外ルーツの子どもたちに関わる現場の声、現状、展望がまとめられた一冊】 海外ルーツの子どもたちへの支援を長年続けてきた田中さんの著書。この本の何が貴重かって、現場で支援してきた人の感覚や経験が書かれていること。言語と成長に関して(例えばバイリンガルの教育)は実験ができないためだ。 またコロナの前からオンラインと対面のハイブリット授業、クラウドファンディングでの資金調達、広報活動などやっていてすごい。テキトーなボラ団体ではなく、こうしたプロフェッショナル集団がもっと注目されて欲しい。2021/06/06

えゆ

0
この先、日本に住む外国人は増えるはず。海外ルーツの子どもも増えるはず。確かに移民との共生には、言葉の壁をなるべく無くすとか異文化の理解とか、必要なことはたくさんあると思う。が。 どうしても、なんで日本に来たのかなぁ。永住者とその家族ならまだしも、なんで日本で自分の暮らしもままならない人が家族呼び寄せて「困ってます、助けてください」ってなるんだろう。日本で不安定な暮らしするなら、母国に帰ればよくない?母国で暮らせない事情ってなんなんだろう。とかモヤモヤしてしまった。 こんな考え方をしていてはダメなのかなー。2022/10/29

WICCA

0
海外ルーツの子どもの教育支援をしているYSCグローバルスクールの田中宝紀さんの本。制度の経過や支援現場の現状、支援の手立てや課題など、網羅されてる。 宝紀さんがYahoo!ニュースに書いた記事をまとめたような内容になっているので、一通り記事を読んでる身としては、復習がてらパラパラめくって見る感じだったけど、読みすく網羅されているので人におすすめするのにちょうどいい。2021/06/19

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