“つながり”の戦後史―尺別炭礦閉山とその後のドキュメント

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“つながり”の戦後史―尺別炭礦閉山とその後のドキュメント

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787234773
  • NDC分類 567.092
  • Cコード C0036

出版社内容情報

炭鉱から生まれた「縁」は、ヤマの誕生から閉山、そして現在まで、人々をどう支え続けてきたのか。

1970年に閉山した北海道・尺別炭砿のコミュニティの生活実態を、職場・家族・学校・地域の「縁」をキーワードに掘り起こす。そのうえで、閉山、地域社会の消滅、約4

内容説明

1970年に閉山した北海道・尺別炭礦の生活実態を、「縁」をキーワードに掘り起こす。そのうえで、閉山とそれに伴う住民約4,000人の半強制的な移動を活写する。全国に散った人々の苦労やいまに続く「つながり」も照らし出し、生活者の視点から炭鉱の閉山とその後を追い、日本の戦後史に位置づける。

目次

「縁」の集積からみる炭鉱コミュニティ―ねらい
尺別炭礦―戦後のあゆみ
第1部 炭鉱コミュニティでの「縁」の集積―尺別の戦後史(炭鉱労働での「職縁」―“つながり”と信頼;炭鉱家族の「血縁」―“つながり”と暮らし;炭鉱の学校と「学縁」―子どもたちの“つながり”;炭鉱コミュニティの「暮らし」―尺別の地縁の多層性)
第2部 炭鉱閉山と「縁」の離散―一九七〇年二月(尺別炭礦の閉山と地域崩壊―閉山ドキュメント;閉山後の再就職―離散からの再出発;尺別からの転出―「縁」を活用した再就職と移動)
第3部 「炭鉱の縁」の展開―故郷喪失からの五十年(「地縁」のゆくえ―同郷団体にみる新たな“つながり”;「学縁」の展開―閉山時高校生・中学生の五十年;継承される炭鉱の「縁」と文化)

著者等紹介

嶋〓尚子[シマザキナオコ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻はライフコース社会学、家族社会学

新藤慶[シンドウケイ]
1976年、千葉県生まれ。群馬大学共同教育学部准教授。専攻は地域社会学、教育社会学

木村至聖[キムラシセイ]
1981年、神奈川県生まれ。甲南女子大学人間科学部准教授。専攻は文化社会学、地域社会学

笠原良太[カサハラリョウタ]
1990年、茨城県生まれ。早稲田大学文学学術院助手。専攻は家族社会学、教育社会学

畑山直子[ハタヤマナオコ]
1983年、埼玉県生まれ。日本大学文理学部研究員。専攻は地域社会学、ライフコース研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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モルテン

8
浅学にして炭鉱について知らないことばかりでワクワクしながら読んだ。北海道東部の尺別炭鉱。そこでの仕事・暮らし・学校生活、そして閉山、閉山後の〈つながり〉についての調査結果である。一番の驚きは閉山で尺別に住んでいた全ての人が離散したことと、再就職を組合が責任をもって世話し、なんと再就職後の様子を確認するために再就職先へ訪れることまでしたこと。今、ここまで手厚い支援を行っている組織はあるだろうか。閉山によって故郷を喪失した人々のつながりもまた興味深かった。炭鉱と尺別の特殊性も少なからずあろうが、故郷喪失は→2021/07/15

やご

0
以前読んだ、「炭鉱と『日本の奇跡』」の姉妹篇ということになります。あちらは産業としての炭鉱に焦点をおいたものでしたが、こちらは炭砿をその中心としていた地域社会の暮らしと閉山に伴う生活の激変の記録です。1970年に閉山した北海道の尺別炭砿が調査の対象となっています。 (続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1226.htm2022/01/25

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