出版社内容情報
現在のテレビ番組制作にはなくてはならない存在であるテレビリサーチャーは、情報バラエティー、教養、クイズ、ドラマ、ドキュメンタリーなど、さまざまな番組の制作者から依頼を受け、企画・取材・編集など、制作過程で必要となる多種多様なリサーチ(情報の収集・調査・確認)を担当している。
「裏取り」「ネタ出し」などの仕事の内実、会社所属とフリーの違い、やりがいや苦労、求められる資質、就職状況などを実例をもとに紹介して、第一線で活躍するリサーチャーへのインタビューから、テレビリサーチャーの歴史、仕事の重要性や幅広さを描き出す。
「デマの拡散」「炎上」「メディア不信」――情報の真偽への感度やフェイクニュースの見極めが必要とされるいま、「情報への信頼性」をファクトに基づいた取材で支える仕事の実態や社会的な意義を紹介する、高校生や大学生に向けた初めての入門書。
内容説明
情報バラエティー、クイズ、ドラマなどの企画・取材・編集といった、制作過程で必要になる多種多様なリサーチをおこなう仕事の内実を、インタビューを織り交ぜて紹介する。「フェイク」「炎上」の時代に、テレビへの信頼性をファクトに基づいた取材で支える仕事の意義もあわせて照らし出す職業ガイド。
目次
第1章 テレビリサーチャーって何?(テレビのリサーチとは;リサーチ会社の種類 ほか)
第2章 テレビリサーチャーの仕事とは?(リサーチの依頼を受ける;リサーチ資料の作り方・使われ方―『世界遺産』の場合 ほか)
第3章 テレビリサーチャー史(テレビリサーチャーの始まり;“日本初”のリサーチャーは?―インタビュー:成田慈子さん ほか)
第4章 テレビリサーチャーの育成と就職―インタビュー:喜多あおいさん(テレビリサーチャーの適性診断;リサーチ力を生かす!―リサーチ会社の選び方 ほか)
第5章 テレビリサーチャーがなぜ必要なのか(“情報”とは何か;マスメディアのコミュニケーション ほか)
補論 「善良な風俗」って何だろう?―放送法からコミュニケーション政策を知る
著者等紹介
高橋直子[タカハシナオコ]
1972年、秋田県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(宗教学)。明治学院大学国際学部付属研究所研究員、テレビ番組制作リサーチャー。専攻は宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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