フーディー―グルメフードスケープにおける民主主義と卓越化

個数:
電子版価格
¥4,400
  • 電書あり

フーディー―グルメフードスケープにおける民主主義と卓越化

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 22時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 440p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787234735
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。その言葉や存在は、TBSドラマ『グランメゾン東京』や三越伊勢丹運営の食メディア「FOODIE」、雑誌の特集で、日本でも知られるようになった。



高級店を訪れる一方、オーガニック食品やローカルフード、「手作り」にも引かれ、郷土料理やエスニック料理も味わう。「良い食べ物」を食べて学ぶことに強い関心をもつ彼/彼女たちの実態とは、いったいどのようなものか。



現代アメリカのフーディーの生活世界、セレブシェフへの熱狂、レストラン批評やフードブログの隆盛に、雑誌記事やテレビ番組、フーディー当事者へのインタビューから多角的に迫る。そして、「食の民主化」と「エキゾチシズム・真正性への希求」という食文化の両義性と、両者の緊張関係を析出する。



フーディーをめぐる食文化から階級や人種、ジェンダーの問題系を浮き彫りにして、そこに潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本、卓越化の戦略を明らかにする「食の社会学」。

内容説明

食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。アメリカにおける彼/彼女たちの生活世界を、雑誌やテレビ、インタビューから明らかにして、その食文化に潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本のあり方、卓越化の戦略を考察する。

目次

序論 フーディーのおいしい世界に足を踏み入れる
第1章 フーディー・オムニボア・言説
第2章 真正性を食べる
第3章 料理上の他者―エキゾチシズムの探求
第4章 フーディーをめぐる政治―これはおいしい革命だ!
第5章 階級と階級の不在
第6章 食に心を配る―フーディーのキッチンに見るジェンダー実践
結論 フーディーの連続性・変化・道徳的両義性

著者等紹介

ジョンストン,ジョゼ[ジョンストン,ジョゼ] [Johnston,Jos´ee]
トロント大学社会学部教授

バウマン,シャイヨン[バウマン,シャイヨン] [Baumann,Shyon]
トロント大学社会学部教授

村井重樹[ムライシゲキ]
島根県立大学総合政策学部准教授。専攻は理論社会学、文化社会学

塚田修一[ツカダシュウイチ]
相模女子大学学芸学部講師。専攻はメディア文化論、都市研究

片岡栄美[カタオカエミ]
駒澤大学文学部教授。専攻は文化社会学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

5
大変面白かった。ファーマーズマーケットだとか、外見は小汚いけど地元に根差した美味い飯屋(発展途上国だとなおよろしい)を探すのに熱を上げる食に関する意識の高い連中を分析している。事例は、あるある、と笑えて説得力がすごい。彼らは民主主義的価値観から、超高級料理など他者の排除があからさまな文化には眉をひそめる。でも周囲の馬鹿舌と一緒にされたくないので、代わりに一見安価な食のこだわり(私はハンバーガーに目が無くてね…)で他者に優越をしめそうとする。しかしそのこだわりにも実は文化資本が必要で……というもの。2020/08/24

あたおろち

0
生きるために食べるのではなく食べるために生きている。民主主義(ほかの食愛好家と連帯すること)と卓越化(ほかの食べてから自分自身を切り離し区別すること2023/03/04

Go Extreme

0
手頃なぜいたく・不平等の複雑さ 食の民主化を導く潜勢力と社会的ヒエラルキーを再生産し自然化する食の役割 民主主義を促進・卓越化を当然のものにする役割 高い価と安価・ファストとスロー フーディー現象:文化的基盤と政治的含意 嗜好と社会階級との結び付き 象徴的境界と地位の卓越化を確立する際に食が継続して果たしている役割 フーディー文化を食の実践の政治的次元を探究するためのレンズとして使用 真正性とエキゾチシズム 男性フーディーと女性フーディー 文化的消費者・オムニボアライフスタイル グルメフードスケープ 2020/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16163560
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。