青弓社ライブラリー<br> ネット右翼とは何か

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青弓社ライブラリー
ネット右翼とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787234544
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0336

出版社内容情報

愛国的・排外的な思考をもち、差別的な言説を流布させるネット右翼。その書き込みを目にするのは日常生活の一部になった。しかし、ネット右翼の実態はわかっておらず、断片的な情報やイメージに基づく議論も多い。



ネット右翼とは何か、誰がネット右翼的な活動家を支持しているのか――80

内容説明

誤ったネット右翼像を刷新する―。八万人規模の世論調査、「Facebook」の投稿、botの仕組みなどを実証的に分析して、愛国的・排外的な思考をもち差別的な言説を流布させるネット右翼の実態をあぶり出す。

目次

第1章 ネット右翼とは誰か―ネット右翼の規定要因
第2章 ネット右翼活動家の「リアル」な支持基盤―誰がなぜ桜井誠に投票したのか
第3章 ネット右翼の生活世界
第4章 ネット右翼と参加型文化―情報に対する態度とメディア・リテラシーの右旋回
第5章 ネット右翼と政治―二〇一四年総選挙でのコンピューター仕掛けのプロパガンダ
終章 ネット右翼とフェミニズム

著者等紹介

樋口直人[ヒグチナオト]
1969年、神奈川県生まれ。徳島大学総合科学部准教授。専攻は移民研究、社会運動論、政治社会学

永吉希久子[ナガヨシキクコ]
1982年、大阪府生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授。専攻は社会意識論

松谷満[マツタニミツル]
1974年、福島県生まれ。中京大学現代社会学部准教授。専攻は政治社会学、社会意識論

倉橋耕平[クラハシコウヘイ]
1982年、愛知県生まれ。立命館大学ほか非常勤講師。専攻は社会学、メディア文化論、ジェンダー論

シェーファー,ファビアン[シェーファー,ファビアン] [Sch¨afer,Fabian]
1975年、ドイツ・ボン生まれ。エアランゲン=ニュルンベルク大学旧世界・アジア文化学部教授。専攻はメディア研究、思想史、日本学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

更紗蝦

27
ネトウヨ像を「なんとなくこういう印象がある」というレベルを越えて実証的に分析している本です。政治や思想に興味がなくても、統計学、情報学、メディア論、ジェンダー論等に興味のある人なら一読の価値があります。ネトウヨを分析する上で取り上げている要素は、レイシズム・排他的ナショナリズム・性差別・歴史修正主義・生活保護バッシング等ですが、出版が2019年5月なので、グレタ・トゥーンベリさんの台頭によって顕著になった「環境問題に声を上げる人へのバッシング」が日本ではネトウヨとリンクしている可能性への言及はありません。2020/01/24

Jun Sasaki

22
「ネット右翼」という存在を、種々の学者が定量分析的な視点で読み解く本、と言いたいところだが、編者自身が言うように、現時点では(これでも!)データや議論に乏しく、統一した見解を導くに至っていない。戦時の翼賛的な風潮に対する自己批判からか、政権批判的な論調を良しとした既存メディアに対し、カウンター醸成の機運とネットの発達が後押しになり、ネット保守論壇が発達したと理解。政治的botによる世論の自己増殖は、ちと恐ろしい。2021/04/03

那由田 忠

14
意識調査の分析で「ネット右翼」を分析するが、分析方法は疑問。第1章は、中韓への否定的態度(最も嫌い、11段階の0)が全体で22%もいて、ネットに関わると「オンライン排外主義」とする。日本人の2割が排外主義かと唖然。第2章は、都知事選で櫻井信への投票者の分析。彼は排外主義者と思うが、同じ調査なのに排外判定で、日本居住の外国人が減った方がいいの回答を使う。全体56%に投票者86%と多いが、靖国参拝支持の全体24投票者81と比して強いのか疑問。排外主義は追い出すことだろう。後半の説明は不可解なだけで役立たない。2020/09/27

二人娘の父

6
「ネトウヨ」は年配の方にも認知(私の周辺)されているが、ネット右翼についての実証的かつ計量的な分析を基にした論集。まず分析の視点として注目したのは、ネット右翼を「排外主義(中韓嫌悪)」「保守的政治志向」「ネットでの発信」というカテゴライズである。これにより、いわゆる雑なネトウヨ理解は解消される。フェミニズム嫌悪と「反日」というキーワードも、その理解を深める重要なトリガーとなる。自民党・杉田水脈議員がアイコニックとして活躍する意味がよく分かった。各々研究は継続されていると思うので、続編の発表も期待したい。2024/02/10

吃逆堂

4
やはりこの手の本は、積ん読せず出たての旬のうちに読んでおくべきだったか。新型コロナや安倍銃撃等を経て、また少し変わっているように思う。樋口論考が分析するネトウヨアカウントの個別事例には、暗い便槽をのぞき込むようなおぞましさを感じた。2023/07/18

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