セルフネグレクトと父親―虐待と自己放棄のはざまで

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セルフネグレクトと父親―虐待と自己放棄のはざまで

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  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787234513
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「ゴミ屋敷」「日常生活の破綻」――徐々に自身を社会的に殺し、身体をみずから破壊するセルフネグレクト。



その原因は、失業などの喪失体験、対人関係の破綻、酒やギャンブルなどへの逃避、危険で過重な労働、極度のストレスなどがある。その結果、不衛生な住環境、最低限の栄養や水分も補給しないで健康を放棄する、などの「自己放棄」が起きる。



自分を評価できずに生への欲求も消えた父親のストレスは、妻や子どもへの暴力として現れる。そうした虐待の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。



研究者やカウンセラーたちが実例を挙げながら虐待の予防と防止の方法を提起する。





目次

序 章 セルフネグレクトと父親 石川瞭子

第1章 五人の虐待父親とセルフネグレクトの関係 石川瞭子

第2章 父親であること 石川瞭子

第3章 ステップファミリーとセルフネグレクトの継父 佐藤佑真

第4章 新生児殺にみる父親の機能不全 眞口良美

第5章 シングルファーザー 小楠美貴

第6章 性的虐待と父の自己破壊  中村洋子

第7章 家族崩壊と少年非行との間でセルフネグレクトする父親 木村由美

第8章 子どもと関わることができない父 池田信子

終 章 「助けて」と言えない父親を支える仕組みを  石川瞭子

内容説明

セルフネグレクトは時間をかけた自殺行為である。自己放棄の結果、徐々に自分を社会的に殺していく。自己肯定ができず、生への欲求も消えた父親のストレスは、妻や子どもへの暴力として現れる。そうした虐待の連鎖を断ち切るためにはどうしたらいいのだろうか。研究者やカウンセラーが、実例を挙げながら虐待の予防と防止の方法を提起する。

目次

序章 セルフネグレクトと父親―その見えざる存在
第1章 五人の虐待父親とセルフネグレクトの関係
第2章 父親であること―社会格差の現実のなかで
第3章 ステップファミリーとセルフネグレクトの継父
第4章 新生児殺にみる父親の機能不全
第5章 シングルファーザー―苦悩の果てに
第6章 性的虐待と父の自己破壊
第7章 家族崩壊と少年非行との間でセルフネグレクトする父親
第8章 子どもと関わることができない父―発達障害の父親のセルフネグレクト
終章 「助けて」と言えない父親を支える仕組み

著者等紹介

石川瞭子[イシカワリョウコ]
元・聖隷クリストファー大学社会福祉学部教授、博士(社会福祉学)、臨床心理士。専攻は社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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シャボン玉

20
川崎中1リンチ殺人のことを思い起こした、どんな事情があろうともう起きませんように。セルフネグレクト問題がふっとんでしまった2019/09/23

kenitirokikuti

7
図書館にて。編著者は聖隷クリストファー大学の社会福祉学の教授。『サイレント・マザー』の続編とのこと(そちらは読んでない)。子どもの保護という観点に立っており、ジェンダー論は用いていない。スウェーデンの社会福祉政策を範にしている。体罰(≒児童へのDV)を罰則つきで法的に禁止するということは、予防する支援策とセットになっているのだが、本邦ではそういう姿勢や態度はないよな…。取り繕ったり、隠蔽して糊塗する「ずるさ」が求められるし、実際そうせざるをえないと感じるもの。2021/03/27

鳩羽

6
生活に必要な環境の整備などを行えない状況に陥るセルフネグレクト。一見ちゃんとした家庭を営んでいるように見える父親のセルフネグレクトが、虐待に寄与していないかということで、実際に起きた事件を推測する。事態の推測なので、筆者が断っている通り想像の部分が多い。その分、身近なものにも感じられる。父親の時間のなさ、仕事以外に存在を示すことができない男性の社会的な立場などが、家庭が問題に直面した時に虐待のトリガーとなってしまう。個人の問題ではなく、社会の問題として明らかにしていかなければならないのだろう?2019/08/21

しゅー

3
父親の目線から見れてよかった。助けてって言うには助けられたと言う成功体験が必要だ2021/01/28

3
父親のセルフネグレクトという視点が珍しい。ここではジェンダー論は抜きにして、父親の社会的な役割、家庭の役割。そしてそれぞれからの期待・理想と現実とのギャップ。根本的な解決のためには、地域支援なのか。社会なのか。教育なのか。自己責任だけでは片付けられない現実がある。 筆者の憶測の描写が多いという点はどうかと思う。憶測せざるを得ないのだろうが、残念な本だった。2020/08/02

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