内容説明
「女性活躍」が叫ばれる一方で、女性や性的マイノリティへのハラスメントが後を絶たない。ジェンダー・センシティブな視点の必要性、それを教育に組み込むヒントを日本・アメリカ・フランス・中国の事例を比較して検証する。そして、ダイバーシティ環境の整備=社会の多様性に直結する大学でのジェンダー教育の重要性を提言する。
目次
第1章 北米の大学における女性学およびジェンダー研究の歴史的系譜と現在
第2章 フランスにおけるジェンダー教育の軌道―高等教育機関を中心に
第3章 グループを育て、社会とつなげる―大学でのジェンダー教育を活性化する新しい試み
第4章 男性学・男性性研究とジェンダー教育の重要性
第5章 日本の大学におけるジェンダー教育の課題―社会を変革する希望の糧に
終章 高等教育とジェンダーをめぐる今後の課題―国際シンポジウムでの議論を踏まえて
著者等紹介
村田晶子[ムラタアキコ]
早稲田大学文学学術院教授、早稲田大学ジェンダー研究所所長。専攻は社会教育・成人教育学、教育とジェンダー
弓削尚子[ユゲナオコ]
早稲田大学法学学術院教授。専攻はドイツ史、西洋史、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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