青弓社ライブラリー<br> 子どもと貧困の戦後史

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青弓社ライブラリー
子どもと貧困の戦後史

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787234032
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0336

内容説明

2000年代後半から一気に問題化した子どもの貧困。しかし、歴史的なスパンを広げてみれば、貧困環境にある子どもはこれまで多くいて、保護や福祉の対象となってきた。敗戦直後の戦災孤児や浮浪児、復興期の家庭環境と子ども、高度成長期における子どもの貧困の脱出と、不可視化する経済問題―復元した1950・60年代の貴重な社会調査データやマクロ統計で当時の実態に実証的に迫り、新聞報道や児童・生徒の声も織り込んで、子どもと貧困の戦後を立体的に照らし出す。

目次

序章 子どもと貧困の戦後史
第1章 社会調査データからみる子どもと貧困の戦後史
第2章 焦土のなかの戦災孤児、浮浪児問題―「親を亡くした子ども」をめぐる「社会表象」の変遷をめぐって
第3章 家庭のなかの子どもからみた学校と戦争―一九五二‐五八年
第4章 貧困からの脱却と子どもの高校進学
第5章 大人と子どもが語る「貧困」と「子ども」―どのようにして経済問題が忘れられていったか

著者等紹介

相澤真一[アイザワシンイチ]
1979年、長崎県生まれ。中京大学現代社会学部准教授。専攻は教育社会学、社会階層論、比較歴史社会学

土屋敦[ツチヤアツシ]
1977年、静岡県生まれ。徳島大学総合科学部准教授。専攻は医療社会学、家族社会学、歴史社会学

小山裕[コヤマユタカ]
1980年、神奈川県生まれ。東洋大学社会学部准教授。専攻は社会システム論、社会学史、歴史社会学

開田奈穂美[カイダナオミ]
1985年、長崎県生まれ。立教大学兼任講師。専攻は環境社会学、科学技術の社会学

元森絵里子[モトモリエリコ]
1977年、東京都生まれ。明治学院大学社会学部准教授。専攻は歴史社会学、子ども社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

24
戦後社会のなかで子どもと貧困はどのように捉えられてきたのかを歴史的に分析した本です。戦後すぐの戦災孤児、復興期の家庭環境と子ども、高度経済成長期など、当時の社会調査データにも基づきながら、分析がされていました。また、新聞報道なども資料として分析されていました。この本を読んで思ったのは、子どもの貧困は2000年代に入って可視化されたのかもしれませんが、戦後ずっと存在し続けていたのではないかということです。そして労働力として子どもが捉えられると貧困は見えにくくなるのではないかということです。学び多い本でした。2016/05/28

てくてく

9
子どもは、養育や教育にお金がかかるという点で「重荷」であるとともに、その子どもが就労して金銭を得ることで家族の経済状況を上向きにすることができる「エンジン」でもありえる。その子どもの養育、就学、進学、就労について戦後どのような変化がありえたかということを描いている。子どもの貧困は、戦争による孤児や貧しさがある程度回復されたとされる段階でいったんは可視化されなくなったが、今に至るまで存在し続けたのであろう。そして今、可視化されたことで、自分たちはその子どもに何ができるのか考えなければならないと思った。2018/03/23

Pontmercy

2
戦後の貧困については母親などから聞いていたものの、あまりリアルに感じられていなかったものが、この本によってイメージがわいた。戦後の子供の貧困による中卒、格差体験による傷はその人が大人になっても根深く、その子孫にまで影響を与えているのを知っている。現代でも子供の貧困は意外とあるのにあまり知られていない。もっとこの問題をたくさん扱ってほしい。2016/06/24

海戸 波斗

0
学問なので、数字が大切かもしれないが、取り方によって変わることを忘れてはならない。虐待とか昔は少なかったわけではなく、なかったことにされてたことだし、DVも近所の人すら知らんぷりが常識だったじゃん。70年代の高度経済成長期に生まれの団塊ジュニア学者先生たちにとっての考察。私の理解はこの程度。読んで悪かった。2016/06/04

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