内容説明
中国の「民族服」であるチャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着装した衣服で、二十世紀初頭に現在の形が誕生した。一九二〇年代から四〇年代の国際都市上海で大流行して一世を風靡し現在も愛好されているチャイナドレスの文化史を、多数の写真を添えて解説する。
目次
第1章 満洲人の伝統旗袍と漢人の「上衣下裳」
第2章 女学生の文明新装と新型旗袍
第3章 「華」「洋」のはざまの摩登女子
第4章 海派と京派、二つの旗袍
第5章 女明星と映画服
第6章 「束胸」から「放胸」へ
第7章 多様な旗袍素材の陰で
第8章 旗袍を仕立てた職人たち
第9章 作られた「民族衣装」と多様な旗袍像
第10章 中国女性の百年、旗袍からチャイナドレスへ
著者等紹介
謝黎[シャレイ]
1966年上海生まれ。東北芸術工科大学芸術学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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