内容説明
月島を代表する文化=もんじゃを題材にして、下町とウォーターフロントの両面をもつ月島の発展の歴史を描き、いまの商店街の経営者たちのネットワークや働く女性たちのたくましさ、伝統に固執せずにしなやかに「時代」と向き合い進化する下町のローカル文化を照らす。
目次
第1章 月島のルーツ
第2章 もんじゃストリートのルーツ―西仲通り形成史
第3章 もんじゃ経営者のルーツその1:自営業主と家族
第4章 もんじゃ経営者のルーツその2:工場労働者と家族
第5章 路地に広がる月島メモリー―子どもと女性のもんじゃ文化
第6章 マクロな都市空間の変化と月島―都市空間の機能分化
第7章 月島もんじゃの「進化」
第8章 もんじゃ屋経営のスキルとネットワーク
第9章 もんじゃの味わいと家族
終章 「月島もんじゃ」からみる空間構造と社会構造
著者等紹介
武田尚子[タケダナオコ]
武蔵大学社会学部教授。専攻は都市社会学、地域社会学、博士(社会学)。お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(博士課程)修了。著書に『マニラへ渡った瀬戸内漁民―移民送出母村の変容』(御茶の水書房、第2回日本社会学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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