ポスト・ヒューマン・ボディーズ

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ポスト・ヒューマン・ボディーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787231505
  • NDC分類 704
  • Cコード C0030

出版社内容情報

未来の身体は、脳ではなく「内臓」感覚にシフトする! 身体を、閉じられた均質な空間としてではなく、異物との接合を歓待するボーダレスな空間として認識し、変容する身体の現在形と新しい感性を、映画・マンガ・現代美術などにさぐる。

まえがき――ボディ・プラスチック

序 アキレスの楯
 狼男と物体X/変身という物語/ノヴァ・コルポラ/ボティ・ナラティブ/エクフラシス

1 不安な筋肉
 ジェットコースターの思想/事故=自己:快楽としてのマシン・クラッシュ/スポーツSF/マッスルズ・ウィズアウト・セックス・オーガン/筋肉の自己増殖/筋肉の変移史:〈筋〉から〈肉〉へ/ロイド・レージ/不安な筋肉

2 アイ・ダンスト・ウィズ・ア・ゾンビ
 オール・ユー・ゾンビーズ/器官(に意味)なき身体/死後硬直の彼方に――私ではない何か/私の人形はよい人形/アナーキー・イン・ザ・コーポリアル・アイデンティティ/エネルギー・ランドスケープ/カオスの縁/ツトム君の教え

3 鬼婆論
 プロローグ/ビキニ姿の老婆/山姥の現象学/外部としての女・老い/エピローグ

4 肉食の国の毛むくじゃらなアリス
 ランベスの毒殺魔/暴力としての変身/毛ものとしての女/けっこう毛だらけ/ブロンドの正体/屠殺が可能になるのはいつか?/穢れた毛ものの駆除
付論 逆転可能性としての変身能力

5 ヴィデオ内臓人間
 スペクタクル・オプチカル/エロ

内容説明

身体を、一本の輪郭線によって閉じられた均質な空間としてではなく、異質なものとの接合を歓待するボーダレスな布置として、表象すること。世紀を超えて変容する身体の「いま」を映画・コミックス・現代美術などにさぐる、カルチュラル・スタディーズの最前線。

目次

序章 アキレスの楯
第1章 不安な筋肉
第2章 アイ・ダンスト・ウィズ・ア・ゾンビ
第3章 鬼婆論
第4章 肉食の国の毛むくじゃらなアリス
第5章 ヴィデオ内臓人間
第6章 テクノシュルレアリスム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MAYU

0
遠藤先生は、僕にはない視点を持った先生なので、本当に読んでいて刺激的です。知らなかったことをあれこれ教えてくれて、教養がつきます。僕も男性の身体表象については勉強してきましたが、遠藤先生の論を読んでいると新たな発見があって、本当にいいです。とりわけ『ターミネーター』のシュワルツェネッガーのボディについての考察は目から鱗です。2013/02/01

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