温泉と共同湯―ふれあいと癒しのコミュニティ

温泉と共同湯―ふれあいと癒しのコミュニティ

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787231413
  • NDC分類 383.6
  • Cコード C0039

出版社内容情報

湯のぬくもりは人のぬくもり──老いも若きも、男も女も肩を並べて湯につかり絆をあたためあってきた温泉、共同湯。その歴史を訪ね、温泉本来の豊かな楽しみ方を探求するとともに、癒しの場、コミュニティ回帰の場としての可能性を提示する。

はじめに

1 共同湯の歴史  八岩まどか
(1)温泉〈共同湯〉総論
  まず共同湯ありけり
  湯治に行く
  湯に入る方法
  裸のつきあい
  武将が好んだ湯
  天狗も入った湯
(2)共同湯の成立
  湯屋ができる、町ができる
  人が集まるところに市が立つ
  湯を囲う
  湯争い
(3)共同湯をめぐる人と信仰
  伊勢詣でと温泉旅
  入浴客は要注意
  高野長英の逃避行
  流刑地だった温泉
  湯による裁判
  湯立て神事
  湯女
  子宝を授かる湯
(4)近代から現代までの変遷
  食事も宿で出します
  湯治は昔になりにけり
  旅館は繁栄、温泉街は衰退
  女性がリードする温泉ブーム
  ふれあいの旅なら共同湯

2 共同湯を歩く  八岩まどか
(1)四万温泉と湯宿温泉の共同湯
  冬住み
  壼売り
  壼見舞い
  湯守と湯銭
  元禄の賑わい
  落ち武者伝説
  飛んできた湯
  薬師堂への祈り
  五人講
  ゴゼも通った道
  鉄道が走って旅人が減った
  新道ができて町が変わった
 マンルネッサンス研究所
  湯の岩屋戸を開ける
  世界の温泉
  日本の温泉
  共同湯とは
  都会の共同湯
  温泉文化と共同湯
  共同湯のある町

5 温泉をめぐる新しい兆し  ヒューマンルネッサンス研究所
  温泉を楽しむ新潮流
  地域と温泉センター
  電子ネットワークで温泉めぐり
  エコロジーと温泉
  混浴コミュニケーション
  変化する旅の宿

6 地域と温泉コミュニティ  ヒューマンルネッサンス研究所
  湯に映るコミュニティ精神
  温泉センターへの挑戦
  温泉コミュニティの創造

内容説明

湯のぬくもりは人のぬくもり―老いも若きも、男も女も肩を並べて湯につかり絆をあたためあってきた温泉、共同湯。その歴史を訪ね、癒し、コミュニティ回帰の場としての可能性を湯元へ導く。

目次

その1 共同湯の歴史
その2 共同湯を歩く
その3 共同湯ゆけむり紀行
その4 温泉の復権
その5 温泉をめぐる新しい兆し
その6 地域と温泉コミュニティ