昭和珍道具図鑑―便利生活への欲望

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昭和珍道具図鑑―便利生活への欲望

  • 魚柄 仁之助【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青弓社(2017/06発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787220707
  • NDC分類 502
  • Cコード C0021

出版社内容情報

洗濯板とたらいの洗濯は水が冷たいし腰も痛い、そこで考案したのが、木桶に洗濯物を入れて手でグルグル回すものやら水車が回すタイプなど多種多様。食べ物を保存するために床下を掘り下げて作った冷蔵庫や水桶を乗せただけの冷蔵庫、保温するための「火がないコンロ」に手回しのミキサー…。



「これ、ホントに使うの?」の珍品も次々に売り出された。スープが冷めないための電熱スプーン、柱に取り付けるあんま器、木を登る自転車に水陸両用の自転車、水上歩行器、テコと歯車を組み合わせた人力原動機…。



電気、ガス、ガソリンなどのエネルギーがほとんどなかった1900年代からの50年間の数千冊の婦人雑誌・生活雑誌に載った「便利生活」のための日常品を図版とともに紹介する。いまでは「これナニ?」でも当時の家事労働には大きな力になった、懐かしくもおもしろおかしい品々が近代生活を描き出す。

魚柄 仁之助[ウオツカ ジンノスケ]
1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『台所に敗戦はなかった』(青弓社)、『腸を元気にするレシピ109』(飛鳥新社)、『食ベ物の声を聴け!』(岩波書店)、『冷蔵庫で食品を腐らす日本人』(朝日新聞社)、ほか多数。

内容説明

生活を合理的に楽にこなせるように、という願いから生まれた手でハンドルを回す洗濯機、電気も氷も使わない冷蔵庫、非電化のマッサージ器やパワースーツ…。電気などの動力に頼らない非電化、非化石燃料を前提とした道具類。「なに?これ!」の道具類には、しかし「生活するためにはこれが必要だ!」という力強いメッセージが込められている。高度経済成長の波に流されて姿を消していった珍道具の数々をよみがえらせ、手仕事が生活を作っていた時代を振り返る。

目次

第1章 冷たいのがイヤ!―人類と洗濯との戦い(ムネタの防水防寒炊事手袋;ゴム製メリヤス裏防寒防水炊事手袋 ほか)
第2章 冷たくしたい!―電気冷蔵庫への長すぎた旅(明治・女学校家事教科書の氷箱;大正・家事教科書の冷蔵箱 ほか)
第3章 不滅の火なしコンロをたたえよ(日本初の火なしコンロ;料理箱 ほか)
第4章 もったいなくない暮らしの手帖(富貴蒸煮鍋;万福釜フタ ほか)
第5章 便利そうで便利でなかったモノたち(富士はやと;安全剃刀砥石 ほか)

著者等紹介

魚柄仁之助[ウオツカジンノスケ]
1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『食のリテラシー』(こぶし書房)、『台所に敗戦はなかった―戦前・戦後をつなぐ日本食』(青弓社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

35
図書館本。現在の便利道具の黎明期や、廃れてしまった道具を紹介する本。 1、2章にあたる 洗濯機と冷蔵庫で、本書の半分を割いています。私としては 4章のようなおもしろ道具を期待していたので、ちょっと肩すかし。そして、著者の文章は、基本的に「ですます」調なのですが、変わった表現が唐突にでて来たり…それが本当に唐突で、ユーモアなのかと悩んだり(^◇^;) 面白い切り口の本なのですけれど。2017/09/06

17
地面を数メートルも掘ると、年間を通じて15度で一定することを利用した冷蔵庫。二段ギアつきの手回しミキサー。時速32kmまで出るエンジンつきローラースケート。昭和は無茶しやがるぜ。 2017/10/15

なる

16
戦時中から戦後まもない頃までの、高度経済成長になる前の昭和時代の生活をより便利に、豊かにする目的で作られた生活家電の、今になって見れば珍妙ともいえるその道具と広告を掲載している。主に洗濯・食品保存に比重が高いのはいつの時代もそういった苦労が多かったことの証左だし、「専業主婦」に向けた製品の多いこと。加熱した電熱線をタライに突っ込む形状の「投げ込み型湯沸かし器」、気温が安定するといわれる地下に穴を掘って天然冷蔵庫にする「井戸型冷蔵庫」、そもそも道具ですらない「巡回洗濯女」など、読み物として面白い。2020/07/29

チョビ

10
人間とはたとえ戦争時だろうと「ズボラでありたい」「ラクをしていたい」。しかし肝心なブツと知識がないため、明後日方向に向かったその家事道具に失笑。今の湯沸かしも洗濯機も、掃除機も「うわレトロ」と未来人にバカにされる日も近しwww。2017/08/04

猪子

6
先日、台風で電気が止まってしまったお家の方がニュースのインタビューで「便利が悪い」と言っていたのがとても印象的でした。本当に今の時代、電気が止まると、どうにもならなくなっちゃうんですよね。この本に載っているのは確かに珍道具だけど、でも電力や便利に頼らない暮らしも大事なのかもしれない。2022/09/26

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