内容説明
東アジア・東南アジアに日本を盟主とする国際秩序建設を企図した大東亜共栄圏。しかし、その鉄道と海運・港湾、航空の交通網はズタズタで、兵站・物資流通は確保できないままだった。膨大な史料を読み解き、台湾・朝鮮・樺太・満洲という植民地と東南アジアの交通網が「張り子の虎」だった実態を描く。
目次
第1章 朝鮮・台湾・樺太そして満洲の交通網形成
第2章 民間航空路の整備
第3章 空路は海外へ
第4章 南洋群島の交通網
第5章 内モンゴルの交通事業と関東軍
第6章 中国と南方占領地での鉄道の復旧と経営
著者等紹介
若林宣[ワカバヤシトオル]
1967年、千葉県生まれ。歴史・乗り物ライター。雑誌やムックで航空史や歴史的乗り物に関する記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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