何のための「宗教」か?―現代宗教の抑圧と自由

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何のための「宗教」か?―現代宗教の抑圧と自由

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787210203
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0014

出版社内容情報

林立する新宗教教団と多発する宗教「事件」。現代社会にとって教団・宗教とはいったいなんなのか? 天理教、金光教、真如苑、創価学会などを検証し、「支配と従属」の関係と権威主義を問い、そこからの信徒の「自立」の可能性を模索する。

序 宗教教団と自立  【島薗進】
 (1)自立とは何か
 (2)宗教教団と自立
 (3)現代の状況から

1 近代日本の天皇制国家と天理教団――その集団的自立性の形成過程をめぐって  【李 元範】
 (1)教祖時代の天理教
 (2)「本席」時代の天理教
 (3)管長時代の天理教
 (4)世襲管長時代の天理教

2 死んだと思うて欲を放して神を助けてくれ――金光教における教団論の形成と宗教伝統の革新  【福嶋信吉】
 (1)伝統の形成と教団の形成
 (2)教団の自覚と「昭和九・十年事件」
 (3)教団とは何か――教団改革と宗教伝統の革新

3 女性の自立と新宗教――修養団捧誠会「東京ミセス」の場合  【薄井篤子】
 (1)修養団捧誠会における女性
 (2)新しい運動としてのミセスのつどい
 (3)時代のなかのミセス――自立と連帯と

4 新宗教における「カリスマ的教祖」と「カリスマ的組織」――真如苑と創価学会を比較して  【ジュマリ・アラム】
 (1)異なる二つの教祖タイプ
 (2)カリスマ的教団と組織の仕組み
 (3)カリスマ的新宗教の組織原理

5 新宗教

内容説明

林立する新宗教教団と多発する宗教「事件」…。現代社会にとって教団とは、宗教とは一体何なのか?近・現代の日本の新宗教を照射し、これまで教団が果たしてきた「支配と従属」の関係と、その権威主義の根源、そしてそこからの信徒の「自立」の可能性を模索する気鋭の論文集。

目次

序章 宗教教団と自立
第1章 近代日本の天皇制国家と天理教団―その集団的自立性の形成過程をめぐって
第2章 死んだと思うて欲を放して神を助けてくれ―金光教における教団論の形成と宗教伝統の革新
第3章 女性の自立と新宗教―修養団捧誠会「東京ミセス」の場合
第4章 新宗教における「カリスマ的教祖」と「カリスマ的組織」―真如苑と創価学会を比較して
第5章 新宗教の大衆自立思想と権威主義―昭和期の教団を中心に

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