図書館の自由を考える

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図書館の自由を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787200211
  • NDC分類 010
  • Cコード C0000

出版社内容情報

図書館は国民の知る権利の保障装置であり、その自由は守られなければならない──捜査機関や社会的勢力による介入事件などをもとに、図書館のかかえるさまざまな課題を考察する。「図書館の自由」という概念の確立に向けての提起。

1 図書館利用記録とプライバシーの権利――「地下鉄サリン事件」における令状捜査と関連して
はじめに
 (1)プライバシーの権利
 (2)図書館利用者のプライバシーの権利
 (3)プライバシーの権利と図書館利用情報
 (4)「捜査関係事項照会書」による捜査――刑事訴訟法第一九七条二項との関連
 (5)「捜査押収令状」に基づく捜査――憲法第三五条(捜査・押収令状)との関連
おわりに

2 「思想の自由市場」と図書館資料――富山県立図書館「図録」問題を軸に
はじめに
 (1)富山県立図書館「図録」問題とは
 (2)図書館資料の提供制限
 (3)提供制限の「限定化」
 (4)「図録」問題のその後の推移
おわりに

3 子どもの成長・発達と学校図書館――子どもの権利条約と関連して
はじめに
 (1)子どもの権利条約の成立
 (2)「表現・情報の自由」との関連
 (3)「マスメディアへのアクセス権」との関連
 (4)「教育への権利」との関連
 (5)「余暇・遊び・文化的生活などへの参加の権利」との関連
 (6)学校図書館利用とプライバシー
おわりに

4 国民の権利と

内容説明

図書館は国民の知る権利の保障装置であり、その自由は守られなければならない―。捜査機関や社会的勢力による介入事件などをもとに、図書館の抱えるさまざまな課題に焦点をあてる。

目次

第1章 図書館利用記録とプライバシーの権利―「地下鉄サリン事件」における令状捜査と関連して
第2章 「思想の自由市場」と図書館資料―富山県立図書館「図録」問題を軸に
第3章 子どもの成長・発達と学校図書館―子どもの権利条約と関連して
第4章 国民の権利としての図書館の自由―介入排除権と図書館資料請求権

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんた

1
プライバシー権、成る程です。 社会的勢力。日々、そんな大きな形のとれた勢力以外からの圧力はあって、最近のニュースでは、人権その他国民の権利は犯されているのではないか、表現の自由は?知る権利は?情報操作?教育への政治的介入?等々。知らなければわからないまま操られていく、いる気がする。ほんの小さなことから、気づかない間に、戦後築かれてきた国民、人としての自由がまた、操作されていく事がないように、気を付けたいなと思わされた本です。2018/03/21

まげりん

0
プライバシー権のところは目をさらにして読みました。2012/06/10

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