内容説明
パレスチナを舞台にした『恋する虜』から始めて全作品を読み直し、現代思想の試金石ともいえるジュネ文学の全貌にせまる。サルトル、バタイユ、デリダの論を大胆に更新する透明なエクリチュール。
目次
ジュネと内在平面(エクリチュールと内在平面;エクリプセ;襞の脅威 ほか)
ジュネの奇蹟(ジュネの時間序曲;監獄と小説;非歴史の歴史 ほか)
読みの軌跡(ジュネと非権力;犯罪舞踏そして世界地図;最後の本 ほか)
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年松江市生まれ。京都大学文学部卒業後、パリ第8大学で学び、1980年博士論文を提出。現在、立教大学教授。現代フランス文学思想専攻
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