内容説明
女性史・女性学の成果。「女らしさ」をはじめ、文化として形づくられた女性像を問い直し、男性中心の思考法を再検討する。新しい女性像を確立するために。
目次
第1部 女性史・女性学のいま(古代女性史の現状と課題―後宮の問題を中心に;女性史からみた「道鏡事件」―宇佐宮における女祢宜託宜と亀卜の対決;遊女の身請と性の倫理;明治婚姻・離婚法史研究の現状と課題 ほか)
第2部 高群逸枝をどう読むか(表現の呪力―文学の立場から;高群逸枝の近代家族論;高群逸枝の女性史像;高群女性史をどう受け継ぐか?―ジェンダーと「言説の政治」をめぐって)