人物叢書 新装版<br> 調所広郷(ずしょひろさと)

人物叢書 新装版
調所広郷(ずしょひろさと)

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642050814
  • NDC分類 289

内容説明

薩摩藩天保財政改革の立役者調所広郷の初めての正式伝記。隠居島津重豪側近説や文政10年改革主任任命説等々を否定、幾多の新見解を盛る。身を挺して巨額の藩債を整理し健全財政を確立、迫り来る英仏両国の開国要求に対処する等、多彩な調所改革の全容を網羅。幕末維新史上の薩藩活躍のなぞを解明した労作。維新史に関心を有する人すべての必読書。

目次

第1 幼少のころ
第2 青壮年時代
第3 重豪治下の藩債推移
第4 財政改革主任に(両隠居続料掛;高橋甚五兵衛の改革失敗;財政改革発足)
第5 前期改革(国産品の改良増産;支出節減の努力;諸蔵管理の改善;運送船の建造;改革の成果と展望)
第6 後期改革(補完事業;農政改革;琉球外交問題の処理;軍制改革と給地高改正;唐物貿易の拡大をはかる)
第7 悲劇的最期と死後の懲罰(服毒自殺;調所と斉彬)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

16
1兆越えの借金を250年ローンで踏み倒したことで知られる調所さん。今年の大河見てるだけだと、なんで死んでしもたん…となったので読む。殖産興業とか奄美の砂糖政策とか一通りは知ってたけど、京都の本願寺に流れてたお金を止めるため、14万人も民を処罰して、逃散が更にひどくなったことは知らなかった。死後15年経ってから大久保さんが明治政府への不満をそらすため、調所さんの身内を流罪にしたことも。良い政策も悪い政策も普通にあって、ただこの人が薩摩の借金を減らしておかなかったら、明治維新は成功しなかったろうなとは思う。2018/02/01

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