内容説明
グレート・ヒマラヤの東に位置する横断山脈。深いゴルジュの国から、遙かなるチベット高原へ、未知の高峰と峡谷の自然の驚異に感動し、探検家と宣教師の足跡を追って、その記録を検証する。『ヒマラヤの東』につづく第二作目。知られざる中国・南西辺境へ。
目次
第1章 ヒマラヤの東―地図の空白部
第2章 梅里雪山一周の旅―チベットの巡礼とともに
第3章 メコン・サルウィン分水嶺の山と谷―深い浸食の国の十字路へ
第4章 崗日〓布(カンリガルポ)山群―東南チベットのエアポケット
第5章 雲南最奥のカトリック教会―辺境の伝道師たち
第6章 横断山脈・雲南西北に消えた能海寛
第7章 雪山・石〓・長征―大渡河峡谷を行く
第8章 四姑娘山の北・〓〓山系の岩峰群―小さなパイオニア・ワーク
第9章 探検史紀行―旧川蔵公路、カンバの世界を往く
第10章 宣教師と探検家―ジョージ・パターソンとペレイラ将軍
第11章 四川省・康南の知られざる山と谷―次なる「新しい発見の旅」へ