迷える東欧―ウクライナの民が向かった国々

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迷える東欧―ウクライナの民が向かった国々

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  • サイズ 46判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620327549
  • NDC分類 302.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報



三木 幸治[ミキコウジ]
著・文・その他

内容説明

ロシアの侵攻によって、難民は1000万人を超えた。彼らをいち早く受け入れたポーランド、ハンガリー、ルーマニア。現地特派員が歴史をたどり、実情をルポ。

目次

第1章 ポーランド(司祭の反乱;格差是正と過激派司祭;「反ロシア」のPiS党首;政治が司法を「支配」;鴎州司法裁判所vsポーランド政府;「監視」された検事;形を変える博物館;利用される反ユダヤ主義)
第2章 ハンガリー(大ハンガリー主義;カリスマ性のある現実主義者;「仕組まれた」入札;メディアを支配下に;教育や研究を「管理」;ロシアとの蜜月;EUとの闘い)
第3章 ルーマニア(「盗まれた革命」;置き去りにされた子供たち;孤児の英雄;汚職に立ち向かう)
第4章 ボスニア・ヘルツェゴビナ(隠された出自、親を探す旅;先進国で育った「子供」;世界を変えるために;性暴力被害者の戦後;司法が止めた損害賠償;セルビア人の被害者;塗り替えられた過去と「レイプ・ホテル」;子ども戦争博物館を開設した若者)

著者等紹介

三木幸治[ミキコウジ]
1979年、千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2002年に毎日新聞社入社。水戸支局を経て、東京本社社会部で東京地検特捜部を担当。その後、中部報道センターなどに勤務し、2016~2020年にウィーン特派員。2021年4月からエルサレム特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

107
日本人はソ連崩壊で東西冷戦は終結したと思い込んでいたが、長い政治的対立が残した傷跡は今なお癒えていない東欧の現実を報じる。自由を得ても経済的格差は広がり、内戦で性暴力により生まれた子は自らのアイデンティティに苦しみ、親が外国へ出稼ぎに行って残された家族は見捨てられ、EUに加盟しても西欧の上から目線にさらされる。明日が見えない状況で「こんなはずでは」と苦しむ国民が強権政治に惹かれたところへウクライナ戦争が起き、避難民の流入で矛盾や混乱があらわになった。理性と感情とどちらに振れるか、難しい選択を迫られている。2023/02/02

Nobuko Hashimoto

24
表紙からてっきりウクライナ難民の避難先での困難を取材したものかと思っていたら、向かった先の国々の近年の動きをまとめたものだった。ポーランド、ハンガリーのポピュリズム、ナショナリズム、保守政治、出稼ぎが多いルーマニアの孤児の問題、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦の性暴力被害者やその子どもたちの問題など、現地を訪ね、関係者を探し当てて取材している。2023/04/24

紫の煙

13
ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴビナを解説。日本人にとって最も分かりにくい地域の一つである東欧は、ロシアやヨーロッパの大国の意図で、民族に関係なく国境が引かれてきた。特に旧ユーゴは悲惨である。ソ連崩壊後、各国は西欧化を目指してきたが、ここにきて様々な問題が表面化している。ウクライナを支援する美談だけでは済まない、実情が分かる。2023/03/13

nori

7
Something missing in this book published on oct31, 2022, if it is related to Ukraine. Because, there is no analyze of reason why Russia invaded. For example if author study well why Bosnian War. where NATO made air raid to Serbia, we may get some hints.2023/01/17

お抹茶

4
ウクライナの民が移住先でどのような生活をしているかを追った本かと思ったが違った。強権的政治を強めるポーランドとハンガリー,革命や出稼ぎの負の影響が続くルーマニア,戦争の悲惨な傷跡が消えないボスニア・ヘルツェゴヴィナを取材する。ポーランドとハンガリーについては,ギデオン・ラックマン著『強権的指導者』で読んで何となく知っていたが,ルーマニアとボスニア・ヘルツェゴヴィナの内容は初めて知った。東欧諸国にとって,ウクライナで起きていることはそう遠くない過去に起こったことと重なって見えるのだろう。2022/12/27

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