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出版社内容情報
? あなたは444444444人目の訪問者です /
『異形見聞録』と書かれたブログには、とある村で異形と人間が共存する奇妙な生活が記録されていて……。不気味な村に隠された衝撃の真実とは?
ゾッと背筋が凍る奇奇怪怪な短編集。
【本書の特徴】
●挿絵はすべてフルカラー! 大迫力のイラストをたっぷり収録。
●40万部突破「意味怖」シリーズでおなじみ、藤白圭先生が贈る新感覚ホラー!
●文章は「ブログ風」の横書き! 本が苦手な子にも、朝読にもおすすめの1冊。
【目次】
プロローグ/優先席/アレで鍋パ/人魚漁/じいちゃんの秘密/文化祭名物・巨像合戦/地図にない集落/エピローグ
内容説明
あなたは444444444人目の訪問者です。『異形見聞録』と書かれたブログには、異形と人間が共存する奇妙な生活が記録されていて…背筋がゾッとする奇奇怪怪な短編集。
著者等紹介
藤白圭[フジシロケイ]
愛知県出身。『意味が分かると怖い話』(河出書房新社)で2018年単著デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
70
YA。児童書。不気味クリーチャーが住む田舎のオカルトホラー▽中学2年の3月に父の実家に引越した天道悟(てんどうさとる)は、奇妙な村の風習に驚きつつも順応していく。ブログにつづられる日記には写真も添えられている[1.優先席]ゾロ目の日、ザンギ様[2.アレで鍋パ]アレ[3.人形漁]海守人、とさん様[4.じいちゃんの秘密]イカタサマ[5.文化祭名物・巨像合戦]心臓役[6.地図にない集落]地球外生生物▽横書きブログ風書式、ふりがな多く中学生が好きそう。モキュメンタリー風。2024.2刊2024/02/28
あたびー
33
ブログ形式のホラー。写真という設定のイラスト付き。最近はやりの「田舎の村で起きるあれやこれや」話。読みやすいけど、子供向けなのかな?ブログの書き手である少年があまり恐怖を感じていないせいか怖さもないし、ラストの仕掛けを含めあまり目新しい感じはしなかった。2024/03/27
くまちゃん
17
漢字全部ルビがふってあるので児童書なのでしょうが、内容がすごくないですか?異形も異形!!頭でどんな物か想像する前にイラストがそのままなんですよね。描写が忠実なのでイラストが頭から離れずに夢に出てくるタイプ。すごいもの読んだ2024/03/12
らきむぼん
10
ブログ風の横書きで難しい表現もない子ども向けの「怪異本」。大人の自分でもとても楽しく読めたのはやはり10代の頃に怖い話や都市伝説をネットで漁っていたからかもしれない。子どものころにこんなわくわくする本が読めたらこっちの道にどっぷりハマってしまうかもしれない。藤白圭さんの読みやすい文とキギノビルさんのフルカラーの怪異イラストによる挿絵が絶妙な読書体験を創り出している。怪異は文章から想像することも醍醐味だが、想像だけで追いつけない部分がイラストとなっているのも嬉しい。2024/02/16
史
8
2008年はスマートフォンはあまり普及されていませんね。というところにケチをつけるのは野暮なのだけれども、やっぱりイラストメインな部分があるのですから、余計なノイズは減らしていただきたいものでございます。前置きはさておいてブログ形式で、因習村。かつ怪異まみれ。残虐なものではなく、薄気味悪い感覚というのは相性が良いかな。だからこそ最後は別に誘引ではなくて淡々としていても良かったのかも。明らかな悪意や騙し討ちでは人を引きつけられませんからね。無害の善人(のフリ)のままでいて欲しかった。ともあれ、悪くない。2024/04/05