内容説明
現代美術の閉塞状況を打破し続ける画家、大竹伸朗20年間のエッセイ。常に次の作品へと駆り立てる「得体の知れない衝動」とは?「「既にそこにあるもの」という言葉は、あれから自分の中で微妙な発酵を繰り返しつつ、時に内側からこちらに不敵な笑みの挑発を繰り返す」。文庫化にあたり、新作を含む木版画30点、カラー作品、未発表エッセイ多数収録。
目次
1 UWAJIMA美術ノート(宇和島ブルース;夜と朝のあいだに;距離―武満徹の追憶に ほか)
2 別海発、倫敦経由、新宿着(石膏デッサンの頃;別海;切株の音 ほか)
3 既にそこにあるもの(絵のこと;水と色と紙;絵とオリンピック ほか)
著者等紹介
大竹伸朗[オオタケシンロウ]
1955年(昭和30年)10月東京生まれ。82年国内にて、85年ロンドンにて初個展開催以来、絵画、立体作品、コラージュ、版画、印刷物、音楽活動、絵本、写真、エッセイなど幅広く活動
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。