僕はアメリカ人のはずだった

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434029943
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

通り過ぎるはずだった遠い「異国」の風景―ある日、僕はめまいをおぼえた。文化・社会・人種・世代・家族…これは三世だけが抱える問題だろうか?祖国を初めて訪れた著者は、改めてこれらのテーマを問い直した。

著者等紹介

ムラ,デイヴィッド[ムラ,デイヴィッド][Mura,David]
1952年、イリノイ州シカゴ生まれ。ミネソタ州立大学大学院英文科卒。日系アメリカ人の三世で、作家、詩人として活躍。1984年、来日。1987年、The Nation誌“Discovery”にて全米最優秀賞受賞。その他、“Lila Wallace Reader’s Digest Writer’s Award”、“Josephine Miles Book Award”など詩に関する数々の賞を受賞。現在はミネアポリスに妻と三人の子供とともに在住

石田善彦[イシダヨシヒコ]
1943(昭和18)年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Momi Yamashita

1
日系アメリカ人の詩人が一年間日本に滞在したときに感じた記録。日本人や留学生、彼らと白人の妻の関係を通して自分のアイデンティティを掘り下げていく過程に、日本人というものの存在が浮き彫りになる過程が面白い。時代もバブル真っ盛りの頃で、当時の日本の様子も垣間見られて興味深い。 文学として面白い、というよりも体験記として新しい視点をくれる。日本人としてのアイデンティティを客観視する良い機会となった。かなり長い本だが、あっさりとしているのであっという間に読み切れるエッセイ的な読み物である。2020/04/06

桐一葉

0
三世やし当然なんやろうけど、思考は完全にアメリカ人なんやなー、と。日本語ができひんことをむしろ誇りに思ったはるんかー。育った場所でほとんど決まってしまうんかなと思った。その中で感じてゆく、それはどんな人でもそうやもんな。2014/12/25

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