出版社内容情報
家庭画報連載、世界の森林ルポ「森の惑星」の単行本化。世界の森を巡る取材によって、森と緑に満ちた美しい惑星“地球”を実感できる。
内容説明
森の達人たちとゆく。果てなきロシアのタイガの飛行、川面に煌めくアマゾンの星々、時を超えた楢の椅子と邂逅…。「感動」こそが明日への出発点だと世界の「森の達人」たちが教えてくれた。雪深き飛騨の森に始まり足掛け14年。人類の未来への思いを込めた“森の三部作”完結編。
目次
第1章 発見
第2章 惑い
第3章 恵み
第4章 驚き
第5章 創生
第6章 森の循環/人の再生
著者等紹介
稲本正[イナモトタダシ]
工芸家。1945年富山県生まれ。立教大学勤務後、74年工芸村「オーク・ヴィレッジ」(岐阜県清見村)を創設。お椀から建築まで幅広い工芸を展開する一方、植林活動を行い、また地球環境における森林生態系の重要性を発言し続ける。『森の旅森の人』で日本全国の森林を歩き、『森の形森の仕事』(毎日出版文化賞)で日本の木の文化の根源を探求。この『森の惑星』で世界の森を訪ね、12年に及ぶ森の旅に区切りをつける。日本環境教育フォーラム理事。他に著書多数
小林廉宜[コバヤシヤスノブ]
写真家。1963年福岡県生まれ。写真店を営む父の影響で幼い頃より写真に携わる。九州造形短期大学写真学科を卒業後、87年より写真家・三好和義氏に師事。92年に独立、98年より稲本氏と「森の惑星」の取材に入る。他にスリランカのコロニアル建築やアイヌ民族の撮影などを通して国内外の文化と人を追究
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