メロドラマの逆襲―「私演劇」の80年代

メロドラマの逆襲―「私演劇」の80年代

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326851423
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C3074

出版社内容情報

新劇,アングラ,小劇場と通過しつつすべからく「メロドラマ」の症状を呈するのはなぜか。「私演劇」という仮説から演劇史を捉え直し,「絶対演劇」派に空間の内破を予感。

【目次】
「80年代」から「90年代」へ―序のかえて

第1章<絶対演劇>をめぐって
 1 <いま・ここ>に降り立つ
 2 絶対・演劇・批判
断章 さまざまな演劇の旗手たち
 1 海上宏美=オスト・オルガンの「悪意」について
 2 宮城聡のみすぼらしさについて
 3 野田秀樹に「性」はあるか?

第2章 <私演劇>批判(1)
 1 鈴木忠志の方へ
 2 野田秀樹、あるいはメロドラマの逆襲
断章 演劇批評の現在
 1 劇評をめぐって
 2 演劇批評の現在

第3章 <私演劇>批判(2)
 1 平田オリザはリアリズムか?
 2 デイヴィット・ルヴォーとは何か?
断章 未来演劇へ
 1 演劇の未来、未来の演劇
 2 形而上学の演劇へ

第4章 歴史の中の現代演劇
 1 寺山修二の墓
 2 新劇とアングラのあいだ

第5章 90年代演劇へ
 1 身体・歴史・演劇
 2 <私演劇>と訣別するために

あとがき

内容説明

近代的「主体」なき日本の演劇的表象。新劇、アングラ、小劇場と通過しつつすべからく「メロドラマ」の症状を呈するのはなぜか。「私演劇」という仮説から演劇史を捉え直し「絶対演劇」派に空間の内破を予感する。

目次

「絶対演劇」をめぐって
さまざまな演劇の旗手たち
「私演劇」批判
演劇批評の現在
未来の演劇へ
歴史の中の現代演劇
九十年代演劇へ