構築主義とは何か

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構築主義とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 306,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652457
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

出版社内容情報

社会的な規範や制度や出来事は、人々から独立に客観的に存在しているわけではない。それは言語に媒介され、構築されていると考えるのが構築主義である。理論的な背景はフーコーやウィトゲンシュタインなど。
 本書は社会学に端を発し人文諸科学を席巻しつつあるこの新しい方法についての初めての入門・解説書である。執筆者には中堅・若手の気鋭を動員し構築主義の可能性を広く探っている。

内容説明

人文諸科学に圧倒的な衝撃!理論的展開の経緯を明らかにするとともに、社会学・心理学・文学・人類学・歴史学などの分野で切り開いた地平を紹介する。

目次

序章 構築主義の系譜学
第1章 臨床のナラティヴ
第2章 言説分析と構築主義
第3章 文学とジェンダー分析
第4章 「文化」?「女」?―民族誌をめぐる本質主義と構築主義
第5章 歴史学における構築主義
第6章 構築主義と身体の臨界
第7章 構築されるセクシュアリティ―クィア理論と構築主義
第8章 「資本主義社会はもはや異性愛主義を必要としていない」のか―「同一性の原理」をめぐってバトラーとフレイザーが言わなかったこと
第9章 構築されざるものの権利をめぐって―歴史的構築主義と実在論
構築主義とは何か―あとがきに代えて

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授/社会学専攻。主著に『女という快楽』(勁草書房、1986)、『家父長制と資本制』(岩波書店、1990)、『発情装置』(筑摩書房、1998)、『ナショナリズムとジェンダー』(青土社、1998)、『上野千鶴子が文学を社会学する』(朝日新聞社、2000)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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りょうみや

15
複数の著者が各章で各分野で構築主義を語る形式。社会学を一通り知っている層向けのようなので、なかなか難しい。詳細までは理解できなくとも、構築主義がどのような考え方、物事の捉え方なのかは理解できる。赤川学氏が一番構築主義について分かりやすかった。誤解を恐れずに簡単に言えば、構築主義の考えは、多くの人が当たり前と思っている物事の前提を疑い多面的に見るということ。2019/03/01

富士さん

4
昔、指導教官から「あれは癖があるから」と言われた記憶があります。確かに、編者のせいか、社会問題起源のはずが難解なセクシャリティや認識論への応用に流れている気はしますが、再読すると、今更聞けない構築主義の基礎がうまくまとめてあるがよくわかりました。構築主義は言葉を媒体に語りを独立変数、現実を従属変数とするものと理解できる。動態的であることが重要で静態的で恣意的な環境決定論に陥りがちである。学史的にはラベリング論とエスノメソドロジーの止揚形態であると解し得る。など、モヤっとしているところが明確になりました。2019/11/30

あまん

3
構築主義は反実在論的主張であると誤解されることから、現実は存在しないと考えられる。しかし、構築主義は、ある現実が存在することを前提にしているのは矛盾だと批判される。編者は構築主義者は、構築されるものは「属性」であると答えればいいという。なるほど。ジェンダー・セックス・セクシュアリティの項は興味深い。マイノリティという言葉を退け、エージェンシーとパフォーマティヴィティをキーワードとする。バトラーの言う、アイデンティティを固定的、本質的にせず、行為を経ることで析出し、流動的に再構成するということか。2021/12/10

まあい

3
構築主義の系譜をたどりつつ、主にジェンダー・セクシュアリティ分野についての議論がまとめられた論文集。やはり竹村和子先生は偉大だと再認識させられると同時に、伊野真一先生の「クィア・パースペクティブ」という提案に目から鱗が落ちた。(引用)「クィアは、視点であってアイデンティティではない」(p293)2016/10/04

デコボコ

0
 友人Yのお薦め。彼が推す赤川学と、序章が特に良い。 社会学における「構築主義/構成主義」の理論的な面について。科学哲学の「社会構成主義/認識論的相対主義」とは扱われ方が随分違い、そこが面白い。2013/02/12

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