出版社内容情報
偉大な知識人、ダライ・ラマが、環境問題や宗教と科学の関係など現代社会について語る
「人間はみな、地球という母の子どもとして、ひとつになるべきです」と、ダライ・ラマは語る。
地球規模で進む環境破壊や教育問題、民族紛争、宗教の対立そして「心の科学としての仏教」について、
同時代を生きる偉大な知識人であるダライ・ラマが、時にユーモアをまじえつつ、語った1冊。
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ダライ・ラマは微笑んで言う。
「世界は 希望に向かって 進んでいます」
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「人間は世界の部品ではなく、世界そのものなのです」
「人間はみな、地球という母の子どもとして、一つになるべきです」
「もしかしたら神は存在するのかもしれません。
でも、たとえ存在したとしても、少しも神をあてにしてはならないのです」
「政治と非暴力は両立します。両立させなくてはなりません。
できないわけがあるでしょうか?」
「人間の心は、分類して名づけたがります。
混乱した複雑な世界のビジョンには満足しないのです」
本書から
内容説明
21世紀は私たちにとって、どのような時代になるのだろうか?インターネット、遺伝子操作、激しくなる局地的な紛争と悪化する一方の環境や教育問題。21世紀をむかえる私たちをめぐるさまざまな問題に、解決の糸口はあるのだろうか?世界が注目する偉大なる知識人、ダライ・ラマが現代社会の問題を語る、初めての一冊。
目次
第1章 私たちが生きる世界
第2章 教育と汚染
第3章 自己もなく、神もなく
第4章 私の心は猊下に似ている
第5章 心の科学へ向けて
第6章 亡命と王国のあいだで
第7章 ビッグ・バンと化身
終章 そして最後は空
著者等紹介
新谷淳一[アラヤジュンイチ]
1963年、青森県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。94年より5年間、パリ第三大学、パリ第七大学に留学。現在、東京芸術大学、東京理科大学非常勤講師。19世紀フランス文学専攻。訳書に『ヒッチコックによるラカン:映画的欲望の経済』(共訳)
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