老いる準備―介護することされること

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784313860957
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

内容説明

老い、自立、介護、家族、ケアワーク、市民事業体―上野千鶴子が最新の研究成果をふだん着のコトバで語る。

目次

第1章 向老学の時代へ
第2章 介護と家族(介護とジェンダー;「よい嫁意識」がさせる「意地」介護―意地を通すなら、契約を)
第3章 介護保険が社会を変える(介護保険は家族革命だった;「選択縁」のコミュニティ ほか)
第4章 市民事業の可能性(福祉ワーカーズ・コレクティブの未来;市民事業の可能性)
第5章 ニューシルバーが老いを変える(ニューシルバーの登場;ああ、生きててよかった)

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門はジェンダー・セクシュアリティ研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

19
9年前の本。 各章初出は2000年前後。 テーマはなお一層、深刻な問題。 向老学という学問、学会の存在は 知らなかった(16頁)。 当時は、ボケ、痴呆症と称していた(30頁)。 この謂いには人権の欠片もないので、 認知症という呼称に置き換えられた。 しかし、TVでその症状をみると、 同居の介護家族の苦痛は相当なものである。 老いを迎えいれる学問の意義(43頁)。 東大生も浪人女子大生が増えてきたようだ(64頁)。 りけじょの時代でもある。 2014/04/28

anne@灯れ松明の火

7
講演会が明後日に近づき、慌てて斜め読み。繰り返しが多いように感じた。2011/06/02

みおん

3
授業で少し触れたため通学の時間を利用して読むつもりでしたが今の私は読み進めるのが難しく途中で断念しました。しかし、学校で学んでいることの補足や新しい視点の獲得にはつながったと思います。もう少し知識がついたら再読したいです。2013/04/29

白い雲。。

3
無趣味で子供に頼ることしかできない親を見ていて、この本を手にしてしまった。上手に老いることの難しさ…。2010/11/15

よっちん

2
老いる準備を家庭でするというより、社会や、市民としての市民団体運動を説いた本だった。女性問題に強い上野さんの本は何度か読んでいるが、前半はとても聞きやすい話だった。途中から離れてしまって残念。2010/11/28

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