ふくろうの本
図説 沖縄の戦い―太平洋戦争の戦場

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  • サイズ B5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309760315
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0321

内容説明

沖縄戦の悲劇はなぜ生まれたか。すでに戦争の大勢は決していた昭和20年4月―。沖縄を戦場に県民15万人が犠牲となり、一家全滅や集団自決なども生んだ日本の「聖戦」の真実。

目次

プロローグ なぜ、沖縄の戦いが起こったのか(太平洋戦争、最後の戦い;太平洋戦争はどうやって始まったのか ほか)
第1章 アメリカ軍の上陸と迎え撃つ日本軍(アメリカ軍、まず、慶良間列島に上陸;四月一日、沖縄本島に無血上陸したアメリカ軍 ほか)
第2章 首里をめぐる攻防(防御第一線、ついに突破される;五月四日、日本軍の総攻撃 ほか)
第3章 島尻地区の戦いと日本守備軍の全滅(日本軍の首里脱出と島尻地区の戦い;八重瀬岳から与座岳付近の激闘 ほか)
第4章 沖縄県民の奮闘と犠牲(学童疎開船、対馬丸の遭難;沖縄本島の北部地方はどんな犠牲がでたか ほか)

著者等紹介

森山康平[モリヤマコウヘイ]
1942年、中国・奉天(現瀋陽)生まれ。週刊誌・月刊誌の記者を経て、太平洋戦争研究会、編集プロダクション文殊社所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョバンニ

2
唯一本土決戦の場となってしまった沖縄。記載されているのは事実の側面でしかないけれど、なんだかものすごく辛くなってしまった。この気持ちをどうしよう。2016/04/27

宙夜

1
戦場の惨状が文章と写真によって蘇らされている。戦場の写真にショックを受けるため、昼間にしか読めなかった。戦争、極限状態になると人間は何をするのかわからない。そんな悲惨で残酷な戦争。しかし中で面白いと思ってしまった話は、4月1日=エイプリルフールの話。対馬丸の話は読んでいて人を信用出来なくなる。2017/06/18

天婦羅★三杯酢

1
沖縄戦の痛々しい記録。結局生きるか死ぬかの瀬戸際の戦場で、軍隊は同胞を守る訳ではないということを再確認。にしても、首里が陥落した時点で、戦闘を停止し住民の安全を訴える「勇気」をなぜ司令官その他の指導部は持ち得なかったのか。ましてや避難民のいる壕に入り込み、脅して追い立てたならまだしも、「何でしょうか?」と尋ねる母をいきなり日本刀で首をはね、子供達を刃先でいじり殺した「皇軍兵士」を、なぜ同国民であるがゆえに「仕方の無いことだった、許せ」と言えるのか。 もちろん、米軍だって「正義」じゃない。殺しも強姦もしたが2015/07/07

風鈴

0
知識としてしかなかったものが、写真や解説・数字から一気に身近に感じ、身体が恐れと哀しみでいっぱいになりました。 戦争の中でも地上戦は一般人を巻き込み地獄としか言いようがないです。2012/08/05

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