内容説明
カザノヴァ、川端康成、徳川家康など、73歳から121歳で死んだ人々をとり上げる。
目次
七十三歳で死んだ人々
七十四歳で死んだ人々
七十五歳で死んだ人々
七十六歳で死んだ人々
七十七歳で死んだ人々
七十八歳で死んだ人々
七十九歳で死んだ人々
八十歳で死んだ人々
八十一歳で死んだ人々
八十二歳で死んだ人々〔ほか〕
著者等紹介
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年兵庫県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
47
ひとつひとつは短いんだけど、なんだか読んでるととても疲れるというかイヤな気持ちになるというか。自分が長生きするとはおもってないけど、よぼよぼになって死ぬのもなんだか嫌なもんだと思った。2015/02/02
けやき
40
【再読】ノンジャンルで人の死に様を年齢順に紹介する本。3巻は73歳から121歳まで。2023/11/14
kinupon
31
いよいよ最終巻です。どの巻も人間の死の儚さや、無常観が漂っています。2022/04/30
さっと
13
第三巻(最終巻)は73歳~100歳超えまで。さすがに昭和没が多くなるけど、明治以前の方々もけっこうおられる。ただし、健康寿命の面から見ると「晩年」とするか「余生」とするか分かれるところで残酷だ。85年生まれの私から見ると、明治生まれの方でもつい最近まで(私の生まれるちょっと前まで)ご存命だったことに不思議な感じになる。それでもいまから数えると半世紀も前のこと。「人間の死ぬ記録を寝ころんで読む人間」とは読書態度を山風に見透かされているようでばつが悪い。2023/05/05
タツ フカガワ
13
これで全三巻、およそ900人の死に様を読了。とても面白かった。書名から暗いイメージだったけれど、読み終えたいまは「世界人物図巻」としても楽しんだ本となりました。その面白さは、本書なら北大路魯山人、河竹黙阿弥、ルノワール、横溝正史の項を拾い読みでわかるかも。それに山田風太郎の底知れない博識と遊び心に圧倒されました。2017/11/13