文春文庫
徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679224
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0195

内容説明

貯めた金で城の床が抜けた家康、美少年好きの家光、カラスを島流しにした綱吉、泣く泣くあきらめた吉宗の恋、大奥から嫌われた慶喜、日本で最初にラーメンを食べた水戸黄門など、徳川御三卿の一つ「田安徳川家」第十一代当主が徳川幕府にまつわる「面白い話」「へえーな話」を収集。一族だからこそ知りえた秘密も明らかに。

目次

第1章 やっぱり家康はエラかった
第2章 奇人変人だらけの将軍たち
第3章 最後の将軍は毀誉褒貶
第4章 徳川家もラクじゃない
第5章 御三家と御三卿の微妙な関係
第6章 わが田安家のヒミツ
第7章 江戸城大奥はいいところか?
第8章 その後の徳川家

著者等紹介

徳川宗英[トクガワムネフサ]
田安徳川家第十一代当主。1929年1月30日英国ロンドン生まれ。学習院を経て、慶応大学工学部卒業後、石川島重工業に入社。機関設計部、ボイラ設計部勤務を経て、ボイラ営業部長、海外事業本部副本部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、石川島播磨重工業理事・営業本部副本部長・関西支社長を歴任し、90年石川島タンク建設副社長に就任。95年に退職ののち、静岡日伊協会名誉顧問に就任。全国東照宮連合会顧問。社団法人霞会館評議員。社団法人尚友倶楽部評議員
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感想・レビュー

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みやけん

28
★★★☆☆ある意味信長・秀吉よりも含蓄があり好きだなぁ。大河の軍師官兵衛の寺尾聡の家康は凄かった。「人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくが如し、・・・」は家康の言葉では無いらしい。「日本の一番長い日」に徳川義寛が出てくるらしい覚えておこう。こうやってちょこちょこ自分の気になる部分が出てくるのが読書の楽しみになる。一族ならではのエピソードにも説得力があった。2016/03/09

なにょう

20
気軽に読めた。ひとつひとつの話しはどっかで聞いたような話し。★家康公、偉大なことは言うまでもない。家光公は逸話が多い。綱吉公の生類憐れみの令の目的とは。吉宗公は大男で逞しかった。松平定信公に鍛えられた家斉公は歴代でも有数の政治通となった。ふむふむ。★才がありながらひたすら恭順で通した、慶喜公。あなたが一番エライ。終わり良ければすべて良し。2017/12/25

Willie the Wildcat

20
既知の点が多いので、「内緒話ではないなぁ・・・」と油断していたら、江戸城、大坂城の見取り図!機会があれば、是非オランダのライデン大学図書館で実物を見てみたい!史実に沿った教科書も重要だが、本著のような”こぼれ話”をちらほら教科書に散りばめると、子供たちも歴史をより楽しめるかなぁと感じる。德川家末裔ではあるが、著者の気さくな人柄を感じる一冊。『遠いうた』に興味を惹かれる・・・。2013/05/05

ニックス

17
田安徳川当主が書いた本。真新しい内容はないが、徳川埋蔵金はない。と言ったところはなんか新鮮に感じた。ただ、この当主は、自身は民間人と同じ感覚を持っていることを言っているが、そんなことはなく、本の節々から感じる元華族の生活が金持ち感満載だった。星3.52024/03/15

にゃこ

16
歴史の大事に直接通ずる人の話は、他の人とはやっぱり少し異なった視点からの世界が映っていて、またひとつ天下の徳川家をみる新な価値観が生まれました(*´▽`*) 徳川15代将軍の滅びた後にも脈々と続いてながら焦点の当てられることが少なくなった子孫達のすごくどうでもいいけど楽しい小話、面白かったです。歴史的資料としても読み物としても素敵な一冊。2017/09/17

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