内容説明
江戸城大奥を拠点に、オトコ社会を手玉に取る篤姫の活躍ぶりを、十全に活写する。NHK大河ドラマ「篤姫」の主人公・天璋院篤姫の生涯に迫る、書き下ろし歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
72
芯の強い薩摩女が、徳川家の女として筋を通す。薩摩藩島津家一門に生まれ、島津本家の養女となり、五摂家筆頭近衛家の娘として徳川家に嫁ぎ、江戸幕府第13代将軍徳川家定の御台所となった天璋院篤姫の物語です。篤姫は、江戸時代後期の天保6年(1836年)に生まれて、倒幕後の明治16年(1883年)に亡くなっています。幕末期の大混乱の時期に島津藩主島津斉彬の命で次期将軍を一橋慶喜にするために薩摩藩から徳川家の御台所として江戸城に入ります。幕末期の江戸無血開城において、西郷吉之助に手紙を書き貢献したとのことです。続く→2022/04/19
にゃも
7
幕末の薩摩藩をとりまく情勢や斉彬という人物がよく理解できた。はからずも来年の大河ドラマの予習が軽くだけどできてしまったようだ。ただ、タイトルの割に篤姫の記述が少なく、もっと篤姫の物語の浸りたかった私には物足りない内容だった。2017/10/09
散りいぬ
3
幕末を様々な角度から読むのは非常に面白く、興味深い2015/12/18
karupinpin
3
幕末の政治の人間関係をほとんど知らなかったので、これで少しわかりました。2010/08/19
一虎
2
小説といよりは解説本に近い感じを受けた。 大奥の様子をほんの一寸垣間見た想い。2022/06/21