法という企て

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法という企て

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130311731
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

法とは何か,法はどうありうるべきか.分析的明晰性はもつが,価値論的関心から切り離された「法概念論」,法の指導理念として正義をおき,それを社会規範とする「正義論」――両者を批判的に統合する試みである「〈正義への企て〉としての法」の理念を提示する.

内容説明

法とは何か。本書はこの問いを問い、それに一つの解答を提示する試みである。本書の解答を一言で要約するなら、法とは「正義への企て」である。

目次

第1部 法理念論―法とはいかなる企てか(「正義への企て」としての法;法の支配―死と再生)
第2部 法存在論―法はいかにして存在しうるのか(法の存在根拠は決定か正当化か―ケルゼンを突き刺すルール懐疑の毒牙;法の存在と規範性―ドゥオーキンにおける法の存在性格)
第3部 法動態論(1)―立憲主義の葛藤(法・政治・論争―立憲主義の法哲学;司法的人権保障の現代的課題)
第4部 法動態論(2)―法価値の現代的発展(自由と平等の現代的諸相―憲法学との対話;共同体と責任―不法行為法における共同体的正義論の意義と限界;公正競争とは何か―法哲学的試論;法は人間を幸福にできるか?)

著者等紹介

井上達夫[イノウエタツオ]
1954年大阪に生れる。1977年東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授(法哲学専攻)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

4
リベラリズムの立場からの法哲学の、原理的再構築。ただの秩序でも正義そのものでもない、正義への企て、漸進するプロジェクトとして法をとらえ、あるべき法の原理論、法の実行力への視点、時事問題と絡めてのコメントと段取りよくリベラリズムから見た法概念が語られる。日本の法哲学の成果の一つ2011/05/05

いざり

0
正義についての普遍化不可能な差別の禁止という定義が応用性があることは分かるが、正義概念という法哲学の一部を救っただけという感じもする。あと、内容に比して読みにくいよね。高いし。2014/01/21

YY

0
普遍化要求としての正義から導かれる制度構築の解釈は一一尤もであるが、いささか人間の負の面を無視している嫌いがある。また、正義を企てる法という「概念」は決してすべての文化、コンテクストで有効ではないと思われるため、もっと議論の射程を明確に限定すべきである。あまりに概念に願望を入れ込みすぎるとほかの学問分野と対話しにくくなりますよ。

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