中公文庫<br> 秘境西域八年の潜行 抄

中公文庫
秘境西域八年の潜行 抄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122039247
  • NDC分類 292.28
  • Cコード C1125

内容説明

日中戦争のさなか、軍の密命をおび、内蒙古、青海、チベットなど西域地区に潜入した外務省の一調査官。祖国敗戦後も孤立無援のまま、ラマ僧の修行を続け、未踏の秘境を足かけ八年にわたり遍歴した想像を絶する体験記。

目次

内蒙古篇
寧夏篇
青海蒙古篇
チベット前篇
ヒマラヤ篇
チベット後篇
インド・ネパール篇

著者等紹介

西川一三[ニシカワカズミ]
1918年、山口県に生まれる。1936年、福岡県立中学修猷館卒業後、満鉄大連本社に入社。41年、満鉄を退社し、張家口駐蒙大使館が主宰する興亜義塾に入塾。43年、同塾を卒業後、駐蒙大使館調査部勤務となり、中国西北部潜入を命ぜられ、内蒙古、寧夏、甘粛、青海、チベット、ブータン、西康、シッキム、インド、ネパール各地を潜行。50年、インドより帰国
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

4
まさに命がけ、冒険譚のような紀行文。生命の危険は、過酷な自然ではなく、人間に感じるだけに、いっそう危険が身にしみる。本書は抄録だけど、全編読みたくなる。きっと長編になるんだろうな。 (★★★★☆)

ゆまち

1
大陸雄飛の夢捨てがたく満鉄を退社して興亜義塾の塾生となり、卒業後は外務省の命令でチベット潜入を目指した著者の足掛け八年に及ぶ旅を活写した貴重な記録。抄録なので途中話が飛び飛びになる部分はあるが、文句なしに面白い。かつて大東亜共栄圏あるいは防共回廊構想に、理想に燃えて身を挺した若者が確かに存在したことを忘れてはいけないと思う。2010/12/22

yoneyama

0
大東亜戦争中、興亜義塾生を経て、モンゴル僧に扮した諜報員として鎖国中のチベットに潜入、戦争が終わるまで(終わっても)生還するためチベットを彷徨った西川一三の手記。 http://aach.ees.hokudai.ac.jp/xc/modules/AACHBlog/details.php?bid=405&cid=72005/01/01

HH2020

0
2023/03/03

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