彼女たちのいる風景

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彼女たちのいる風景

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  • サイズ B6変判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065295953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私たち、38歳。全てが順風満帆にすすんでいる、はずだった。

出産によって「マミートラック」に追いやられてしまった凛。
シングルマザーとして、発達障害の子供を抱え貧困から抜け出せずにいる響子。
週刊誌のサブデスクまで上り詰めがらも、不妊治療がうまくいかない美華。

月一回のランチ会で愚痴をこぼすことでストレスを解消していた私たち。
いつの間にか「本当の悩み」は避けるようになっていた―。
相手を見下すことでしか自分の人生を肯定できない「私」は心が汚れているのだろうか。
「女」、「妻」、「母」。
役割を背負わされ、反発しながらも生き抜く、三者三様の戦い。

内容説明

私たち、三十八歳。全てが順風満帆にすすんでいる、はずだった。出産によってマミートラックに追いやられてしまった凛。シングルマザーとして、発達障害の子供を抱え貧困から抜け出せずにいる響子。週刊誌のサブデスクにまで昇進しながらも、不妊治療がうまくいかない美華。月一回のランチ会で愚痴をこぼすことでストレスを解消していた私たち。いつの間にか本当の悩みは避けるようになっていた。誰にも言えないその感情はやがて―。日々の痛みに挑む三者三様の闘い。

目次

第1章 マミートラック
第2章 レッテル
第3章 キャンセルカルチャー
第4章 ソウルメイト
第5章 モンスター
第6章 サクリファイス
第7章 スティグマ
第8章 エンジェルロード
第9章 ブルームーン
第10章 バースデイ

著者等紹介

水野梓[ミズノアズサ]
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部、オレゴン大学ジャーナリズム学部を卒業後、日本テレビに入局。警視庁や皇室などを取材、原子力・社会部デスクを経て、中国特派員、国際部デスク。ドキュメンタリー番組のディレクター・プロデューサー、夕方のニュース番組のデスク、系列の新聞社で医療部・社会保障部・教育部の編集委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

166
彼女たち・・凛、響子、美華は38歳。女友達のリアルがあった。3人のこれまでと直面している問題に、私自身が通り過ぎてきた日々や抱えていた思いが重なる読書だった。友だから言えない、言いたくない思いがあったのだ。くぅ、どうして私だけ?何故?私が?分かち合いつつ羨んで、僻んで・・抉られる感情はどこで終わるのだろう―友として、女として、妻として、母としてその都度悩みながらそれでも自分の生を生きて行くしかないのだ。ラストに向け涙溢れる構成は反則だが、ガンバレ~!って応援したくなる。彼女たち、かけがえのない存在だった。2022/12/20

nobby

129
学生時代からの交流を続けながら30代後半を迎えた『彼女たちのいる風景』はそれぞれに複雑…仕事の壁にシングルマザー、不妊治療など女性に降りかかる葛藤・憤慨・嫉妬といった様々な感情を、これでもかとドキュメンタリーの如く読ませる前半は正直少し辛い…ただ、一つの絶望が浮き彫りになってから不覚にも何度と泣かされてしまった…やはり僕らは便利という名のもとに自ら生きにくい世の中を強いられているのだろう…それでも言語あるいは非言語による温かい寄り添いがあれば「大丈夫、大丈夫」そして晩ご飯はやっぱり「ハンバーグとポテト!」2023/02/18

おしゃべりメガネ

122
返却期限が迫ってきていて、読むのを諦めて返そうかと思いましたが、踏みとどまって返さずに読んで本当に良かった作品でした。これは女性が読むとなおさら、深く感じるモノがあるんだと思います。登場人物は女性三人で38歳の同級生。出産し、マミートラックに追いやられた「凜」、シングルマザーで発達障害の息子を抱え、貧困に悩む「響子」、不妊治療を続けながらも仕事に忙殺される「美華」は三者三様の悩みや葛藤を抱え、日々の'痛み'と闘い続けています。そんな中、ある一人に衝撃的で残酷な未来が待ち受けていることをつきつけられます。2023/03/10

モルク

115
大学時代の友人3人。38才となった今、凜は出産したばかりで優しい夫と一軒家、響子はイベント会社に勤めるシングルマザー、週刊誌のサブデスクとしてバリバリ仕事をする美華、幸せそうに見えるが凜は製薬会社のMR職に戻れないこと、響子は発達障害の子と貧困、そして美華は不妊治療と悩みを抱えていた。そして更なる不幸が襲いかかる。隣の芝は青い、自分より大変そうな人を見るとほっとする、そういう面は確かにある。まわりに嫉妬しながら過去を見つめ他人の優しさにも触れていく。前の2作とは趣を異にしているが、女性心理を描くのがうまい2023/03/17

しいたけ

94
月に一度ランチに集う女友達3人。それぞれ抱える重たい問題があるのに、それはなかなか言い出せない。相手を見下す自分になっていないかビクビクする距離感。それが妙にリアルだった。同じように社会で働いているはずが、子育てや親の介護で岐路に立たされるのは女のほう。3人がそれぞれ生い立ちを背負って頑張って生きてきたこともわかって考え込みながらの読書になった。2023/02/23

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