出版社内容情報
私たち、38歳。全てが順風満帆にすすんでいる、はずだった。
出産によって「マミートラック」に追いやられてしまった凛。
シングルマザーとして、発達障害の子供を抱え貧困から抜け出せずにいる響子。
週刊誌のサブデスクまで上り詰めがらも、不妊治療がうまくいかない美華。
月一回のランチ会で愚痴をこぼすことでストレスを解消していた私たち。
いつの間にか「本当の悩み」は避けるようになっていた―。
相手を見下すことでしか自分の人生を肯定できない「私」は心が汚れているのだろうか。
「女」、「妻」、「母」。
役割を背負わされ、反発しながらも生き抜く、三者三様の戦い。
内容説明
私たち、三十八歳。全てが順風満帆にすすんでいる、はずだった。出産によってマミートラックに追いやられてしまった凛。シングルマザーとして、発達障害の子供を抱え貧困から抜け出せずにいる響子。週刊誌のサブデスクにまで昇進しながらも、不妊治療がうまくいかない美華。月一回のランチ会で愚痴をこぼすことでストレスを解消していた私たち。いつの間にか本当の悩みは避けるようになっていた。誰にも言えないその感情はやがて―。日々の痛みに挑む三者三様の闘い。
目次
第1章 マミートラック
第2章 レッテル
第3章 キャンセルカルチャー
第4章 ソウルメイト
第5章 モンスター
第6章 サクリファイス
第7章 スティグマ
第8章 エンジェルロード
第9章 ブルームーン
第10章 バースデイ
著者等紹介
水野梓[ミズノアズサ]
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部、オレゴン大学ジャーナリズム学部を卒業後、日本テレビに入局。警視庁や皇室などを取材、原子力・社会部デスクを経て、中国特派員、国際部デスク。ドキュメンタリー番組のディレクター・プロデューサー、夕方のニュース番組のデスク、系列の新聞社で医療部・社会保障部・教育部の編集委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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