内容説明
ヘーゲルは一つの切断線である。哲学の歴史的展開を綜合し、完成させることによってギリシア＝西洋哲学を終わらせたヘーゲルはまた、現代思想の豊かな源泉ともなった。難解といわれる壮大な体系の見取り図を示す入門書。
目次
ヘーゲルの生涯と思想―自由の哲学を生きて
三次元で読むヘーゲル（ヘーゲルとスピノザ―主体と実体；ヘーゲルとカント―「理念」をめぐる神々と巨人族との戦いの狭間で；ヘーゲルとマルクス ほか）
ヘーゲルのキーワード（弁証法；概念（普遍／特殊／個別）
真理／体系／学問 ほか）
著作を読む（キリスト教の精神（青年期論文集）
イェーナ三部作
イェーナ講義 ほか）
著者等紹介
今村仁司［イマムラヒトシ］
１９４２年生まれ。京都大学経済学部卒業。同大学院博士課程修了。現在、東京経済大学教授。専攻は社会思想史
座小田豊［ザコタユタカ］
１９４９年生まれ。東北大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。現在、東北大学教授。専攻は西洋近代哲学
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感想・レビュー
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有沢翔治@文芸同人誌配布中
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ヘーゲルは歴史哲学、法哲学、宗教哲学、自然哲学、論理学、美学・芸術哲学などを総合し、壮大な哲学体系を構築した。弁証法を使い、西洋哲学をほぼ完成させたのである。それ故、彼以降の哲学は二つに分かれていく。ヘーゲル弁証法を参照しつつ、未開拓の領域を探し論理の細部を完成させるか、ヘーゲル弁証法の論理を現実世界へ落とし込むかである。ではこのヘーゲル弁証法はどのような論理なのだろうか、解説していく。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51525287.html2022/07/11
🦐🍴💓🥑
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理性とか悟性とか、なんか、よくわかんない。渋いんだよね……ヘーゲル以降の、ハイデガーとかフロイトとか、そのへんのは意外とすんなりと読めるんだけれども（本当は読めてないかも）そういう意味でもやっぱりヘーゲルは切断線なのだろうかとか思ったりあとちょっと調べたらこの本あんま評判よくないんじゃね……？2016/12/26
