講談社学術文庫<br> 菊と刀―日本文化の型

個数:

講談社学術文庫
菊と刀―日本文化の型

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月25日 10時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597082
  • NDC分類 389.1
  • Cコード C0136

出版社内容情報

“菊の優美と刀の殺伐”に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞察した、第一級の日本人論。第二次大戦中の米国戦時情報局による日本研究をもとに執筆され、後の日本人論の源流となった不朽の書。日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、日本人特有の複雑な性格と特徴を鮮やかに浮き彫りにする。“菊の優美と刀の殺伐”に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞察した、第一級の日本人論。(講談社学術文庫)

第1章 研究課題――日本
第2章 戦争中の日本人
第3章 「各々其ノ所ヲ得」
第4章 明治維新
第5章 過去と世間に負目を負う者
第6章 万分の一の恩返し
第7章 「義理ほどつらいものはない」
第8章 汚名をすすぐ
第9章 人情の世界
第10章 徳のジレンマ
第11章 修 養
第12章 子供は学ぶ
第13章 降伏後の日本人


ル?ス・ベネディクト[ル?ス ベネディクト]
著・文・その他

長谷川 松治[ハセガワ マツジ]
翻訳

内容説明

第二次大戦中の米国戦時情報局による日本研究をもとに執筆され、後の日本人論の源流となった不朽の書。日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、日本人特有の複雑な性格と特徴を鮮やかに浮き彫りにする。“菊の優美と刀の殺伐”に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞察した、第一級の日本人論。

目次

研究課題―日本
戦争中の日本人
「各々其ノ所ヲ得」
明治維新
過去と世間に負目を負う者
万分の一の恩返し
「義理ほどつらいものはない」
汚名をすすぐ
人情の世界
徳のジレンマ
修養
子供は学ぶ
降伏後の日本人

著者等紹介

ベネディクト,ルース[ベネディクト,ルース][Benedict,Ruth]
1887~1948。ヴァッサー・コレッジ、コロンビア大学卒。同大講師および助教授、客員教授を歴任。専攻は文化人類学。アン・シングルトンのペンネームで、詩人としての顔も持つ

長谷川松治[ハセガワマツジ]
1911~98。東北大学法文学部卒。東北大学名誉教授、東北学院大学名誉教授。専攻は言語学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

61
日本人でさえもきちんと理解できていない「精神と文化」の考え方を、まだ一度も日本に来たことのないアメリカ人が、詳細かつ的確に捉えて論じていることに驚きました。 東洋と西欧の考え方の相違、天皇への無限の恩恵、受けた恩を返そうとする義務についてなどを、西欧と比較し冷静に分析されていることに感心しました。また日本人は恥辱を嫌がり、罪の重さより恥じることに重きをおくという考えは、宗教上の違いも関係しているように感じます。菊の優美さと刀の鋭さを象徴させる「恥という文化」は、日本人そのものを表現しているのでしょう…。2018/11/25

すしな

53
063-23.菊と刀に表される日本人の二面性については、言われてみると思い当たるところは大いにありまして、普段のコミュニティにいるときはおとなしく、そこから出た時に大胆になるのは、恩と義理から開放されるからなのだなぁと思い至りました。この本が書かれてから80年ぐらい経っていますけど、日本人は長年欧米の影響を受けてきて変わってきたとは思っていましたが、未だにこの本のままの所も多いので、やはり日本独自のアレンジで進んでいくのかもしれないと思いました。日本人とは?ということについての本質を捉えている本でした。2023/06/08

優希

52
第二次大戦中の米国戦地情報局による日本研究をもとに論じています。後の日本人行動や文化を分析し、背後にある独特な思想を解明しているのに興味を持ちました。日本人特有のあり方を浮き彫りにし、日本文化を深く洞察しているので、日本人論として優れていると思います。2023/04/20

inami

37
◉読書 ★3.5 著者は日本研究の仕事を委嘱され、日本人がどんな国民であるかということを解明するよう依頼を受けた。本書は日本を征服し日本を占領統治するという戦争目的のために書かれたが、本書の発行が1948年(昭和23)ということ、さらに著者は一度も日本に来たことがない、というのにこの内容はとても驚きです。日米の美意識の違いは「米の罪の文化」、「日本の恥の文化」、罪は救済できるが、恥は救済できず・・とはよく言うが、本書でいう人情・徳・恩と義務そして義理は、日本人のアイデンティティを象徴・形成する言葉なのか?2019/08/08

ビイーン

37
本書はアメリカの戦時情報局による日本研究がもとに執筆されているそうだが、我々日本人は敵国のアメリカ人を同様に研究していなかったのではないか。まさに孫子の兵法にある通り「敵を知り己を知れば百戦危うからず」だったか。2017/12/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/512132
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。