森と生きる。―Evolve with the Forest

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048839204
  • NDC分類 650.4
  • Cコード C0095

内容説明

植物は、太陽の光と水があれば、生きていける。しかし人間は、酸素を供給してもらい、食料を得なければ、生きていけない。人間は果たして、もっとも進化した生き物なのだろうか…。鉱物資源を掘り起こし、森林を焼き払い、大気を汚染している人間の行いは、“競争進化”の原理に基づいている。CO2の排出抑制をはじめとする環境問題の解決が急務の今、必要とされるのは、すべての「生命」を尊重する“共生進化”の思想だ。原子物理の世界を捨て、飛騨の山奥で工芸村・オークヴィレッジを立ち上げて30年。世界の森林地帯を訪ね、トヨタ白川郷自然学校の校長も務める著者がたどり着いた、人類を救う「木の文明」とは。

目次

呼吸のたびに木の特殊能力に感謝―環境問題の本質を考える
地球の腸まで食い荒らす人間の業―人類の危機は方向感覚の喪失にある
新たな日本史観―争いのない縄文の繁栄と古墳狂騒曲の違いを考える
木の力・人の技(オークヴィレッジの共生進化;「第三次木の文明」に向けたオークヴィレッジの挑戦)
競相ではなく共生の結果としての進化―人類の祖先は負け犬だった
葉っぱが「緑色」でなければいけない本当の理由―木の文明に向かうには、論理的根拠がある
漱石とソローの志を受けて―「則天去私」と「森の生活」が暗示する世界
循環型モデルとしての「自然学校」―「トヨタ白川郷自然学校」の試み
22世紀に向けたCO2の削減と吸収―環境指標の導入と国内外の育林

著者等紹介

稲本正[イナモトタダシ]
1945年、富山県生まれ。72年、長野県大町市近郊に山小屋を造り、工芸村構想を立てる。74年、オークヴィレッジを高山市内に創設。76年、清見村現在地で工芸村としてのオークヴィレッジを建設。清見村に「森林たくみ塾」(91年)、「森の博物館」(95年)を開設。94年、『森の形 森の仕事』(世界文化社)で毎日出版文化賞を受賞。「森の惑星」プロジェクトで世界の森林地帯を訪ねる。現在の役職はオークヴィレッジ代表、トヨタ白川郷自然学校校長、日本環境教育フォーラム常務理事、自然文化創造会議議員、ハンズ大賞審査委員など
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感想・レビュー

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konibi

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著者:稲本正の半生記 2WI 2014/06/13

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