出版社内容情報
優莉匡太が生きていた……。EL累次体の裏で政府と優莉姉妹の対立を煽っていたのは、この男だったのだ。慄然とする事実を前に、しかし結衣、瑠那、伊桜里たちの絆は今まで以上に強いものとなっていた。3人は、罠であることも構わず、EL累次体が深く関わるイベント“特別ジャンボリー”に参加する。一方、閻魔棒との戦いで捕らえられた凜香は行方不明のまま。遂にクライマックス、衝撃に次ぐ衝撃で予測不能な展開に突入!
内容説明
優莉匡太が生きてきた…。EL累次体の裏で政府と優莉姉妹の対立を煽っていたのは、この男だったのだ。慄然とする事実を前に、しかし結衣、瑠那、伊桜里たちの絆は今まで以上に強いものとなっていた。3人は、罠であることも構わず、EL累次体が深く関わるイベント“特別ジャンボリー”に参加する。一方、閻魔棒との戦いで捕らえられた凛香は行方不明のまま。遂にクライマックス、衝撃に次ぐ衝撃で予測不能な展開に突入!
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部を超える人気作となった。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化され、さらにブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞、17年には吉川英治文庫賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
289
"高校"事変だから、という建前を取っ払って結衣が主役に完全カムバック。瑠那も好きだっただけに少し複雑。はたしてこのまま結衣メインで進めるのか、先が気になる。ドラゴンボールの孫悟飯みたいになっていく瑠那は見たくないなという思いもある。ただまぁ、今作の中盤で瑠那が涙を流すシーンがあり、アレは決定的。あの場面ひとつで、結衣との上下関係が意識づいてしまい、よほど衝撃的な展開で瑠那が無双しない限りは覆すのはむずかしそう。せめて恩河との戦闘マシーン対決だけは結衣に譲らず行ってほしい。後何巻出るのだろう。2024/03/30
H!deking
76
相変わらず何が何だかもうめちゃくちゃですが、やっぱり結衣姉出てくると安心しますね笑 次あたり直接対決かな?!2024/04/01
mayu
58
シリーズ最新刊。結衣が主人公として戻ってきて活躍。瑠那も良いけれど、結衣はもう高校生ではないけれど、このシリーズは結衣のイメージが強かった私には、結衣の活躍が嬉しい。優莉姉妹が生物兵器に感染、妹たちを助けて結衣が…と焦ったけど、そこはちゃんと考えている。相変わらずの大規模な戦闘の後に見られた、微笑ましい姉妹のやりとりに安堵する。伊桜里の天真爛漫さが緊迫した状況の中でも良い味を出している。凛香もどうなることかと思ったが、もとに戻ってよかった。クライマックスも近そう。次巻へ。2024/04/10
ひさか
55
2024年3月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ18作目。架空世界の何でもありな展開だが、少しギャグめいたところもあって面白い。もしかして最終回?と思ったが、巻末の予告記事に19作目の事が書いてあったので、まだ続くことがわかった。次巻が楽しみ。2024/04/30
はにこ
50
優莉匡太とEL類似ときょうだいの三つ巴になった今回。全員揃ってみて改めて結衣のヒロイン力に舌を巻く。そんな結衣でも親父は怖いよな。何とかジャンボリーは脱出したけど、親父達は無傷。まだまだ決戦は続く。ブラジルに出国したきょうだいもまたいつか戻ってくるかな。終わりの凛香、瑠那、伊桜里の三姉妹にこのシリーズにしては珍しくホッコリした。2024/05/13