火山に馳す―浅間大変秘抄

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火山に馳す―浅間大変秘抄

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041144329
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきなのか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きが――。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。

内容説明

天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きが―。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。

著者等紹介

赤〓諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー。23年『はぐれ鴉』で第25回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆみねこ

67
天明の浅間山大噴火で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が土砂に埋もれ、高台の観音堂に逃げた93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は残された村人を組み合わせて家族を作らせ、故郷を再建しようとする。心に傷を負った村人たち、根岸の行動に無理解な幕府。「故郷」と「生きる意味」を描く物語。根岸がとても魅力的に描かれている。2024/01/27

信兵衛

19
とにかく面白く、そして見惚れてしまうのが、農民たちの中に入り込んで陣頭指揮を執る、根岸九郎左衛門という人物。 実在の人物だという点も注目どころ。2024/02/28

えりまき

16
2024(96)江戸時代、浅間山大噴火後の村の復興小説。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門。山津波(土石流)で村民の8割を失い、生き残った人々で「家族」を作り助け合う。「心に似た傷を持つ者同士で、もう一度家族を作る。女は妻亡き人の妻になり、男は夫亡き人の夫となる。親を失った子は、子を失った親と親子の契りを結ぶ。縁あって生を拾うた者たちで、新しい家族になるんじゃ。」。「浅間の中腹に広がる奇岩群を、根岸はかってに『鬼押し出し』と名付けた。」 2024/04/09

toshi

11
浅間山の噴火で埋まってしまった村を再建する物語。8割が亡くなり残った村人も担当の代官も廃村の意向で数人だけが再建しようと動き出す。検分使としてやってきた根岸は村の再建に協力しようとするけれど、客観的に考えて無理な話。中ほどである出来事をきっかけに全体が再建に傾き、ここから物語が動き出すけれど、普通に考えればその前の段階で廃村だろうな。史実に基づいた物語らしいけれど、前半を酷く書きすぎているためこの流れはかなり不自然。再建が決まってからの物語は面白い。後半の物語が良かっただけにダラダラした前半の展開が残念。2024/01/30

そうたそ

9
★★★☆☆ 時は江戸時代。浅間山の大噴火により、自分たちの村が壊滅的な状況となってしまった人たち。八割の村人は死に、生き残ったのは僅か九十三人。村を再建しようにも、人々の心の傷は深くなかなか進まない。やがて、村人たちは移住するか故郷を作り直すかの再建に迫られることになる――。いつの時代も自然災害のもたらす被害たるや、人間の想像を遥かに超えてくる。愛する地も家族も失われた人間がそう簡単に立ち直れようか。復興とは何たるや、と考えさせられる物語だった。当然、現代にも通ずる部分あり。2024/04/12

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