西郷隆盛〈第2巻〉 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 450p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022503459
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

島津斉彬の急死、安政の大獄によって追いつめられた西郷は入水自殺をはかる。さらに久光の逆鱗に触れ薩摩帰国を命じられるが。

著者等紹介

海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
1901(明治34)年、鹿児島県生まれ。国学院大卒。中学校教師のかたわら創作活動を続け、1929(昭和4)年に「うたかた草紙」が『サンデー毎日』大衆文芸賞に入選し、作家活動に入る。1936年「天正女合戦」「武道伝来記」で直木賞を受賞。『柳沢騒動』『赤穂義士伝』『茶道太閤記』などを発表して歴史小説に道を拓く。1968年に菊池寛賞を受賞。1973年に文化功労者に選ばれ、1977年に日本芸術院賞を受賞。同年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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自然堂

4
前半の西郷は斉彬亡き後の薩摩の有り様に失望し、厭世感に駆られ月照と心中したり、とにかく格好悪い。しかし、この心中事件をきっかけとして人間的成長を遂げ、作中の西郷も自分がイメージしていた敬天愛人の西郷像とかなり近いものになった。ほんの少しの変化なのだが、今まで無軌道に発散され、時に我を見失う方向に向かっていた西郷の才気の方向性がぴたりと定まったような、リアルな「成長」が描写されている。今巻は薩摩や長州を中心とした公武合体派と勤王討幕派のせめぎ合いと、その潮流の変化を中心に描いているがやはり濃密で面白かった。2012/04/06

きむきむ

2
島津久光の激怒まで。薩摩藩内における西郷の影響力が甚大なのが理解出来た。月照との入水自殺(未遂)によって西郷が人間的に大きくなったということか。2017/11/02

ちゅんぴん

2
時代の流れが動き始めた第2巻。この勢いはこれからどんどん加速していくと思うと読み続けるのが止まらず、すぐ第3巻を読み始めた。西郷は入水自殺(未遂)と離島生活で人間が大きくなったんですね。2014/05/03

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