内容説明
性愛の、過激に変容する現実。ジェンダー論からポスト・フェミニズムまで“身体/関係”の倫理の最深部に。問いとヒント―のっぴきならない問題を考える。
目次
1 講義の七日間―リベラリズムとパターナリズムのはざまで(ジェンダーを脱ぐ―「性はフェイク」とはいいますが;ためらいのセックスワーク論―理論と感情のせめぎあい ほか)
2 セミナー(セックスワーク―「セックスというお仕事」と自己決定権;サルトルと女とアンドロイド―両義性の倫理へ/意識・身体・自己欺瞞 ほか)
3 問題集(不妊が見えない―日本におけるマジョリティの無意識構造;産のエロス―親密圏創成の契機となるもの ほか)
4 シンポジウム―「性に憑かれた/疲れた」近代の終焉
著者等紹介
金井淑子[カナイヨシコ]
1944年生まれ。専攻、倫理学、ジェンダー論。横浜国立大学教育人間科学部教授
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