惑星の思考―“9・11”以後を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000257626
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

9.11事件からイラク戦争へと続く状況に深く衝撃を受けた作家は、言葉の力をみつめ、その可能性を追求することで世界と向き合う。ホームページ上の日記「海亀通信」を断章形式の思索として全面的に改稿、アジアの根源的な思想を探るインド・バングラデッシュ紀行を書き下し、21世紀の新しい世界像を問う。

内容説明

言葉はいま、どのように可能なのか。9・11以後の“戦争”する世界と厳しくむきあい、発信した言葉を、新たに断章形式で書き下ろした、21世紀の新しい思考。

目次

世界はいま混乱の真っただ中だ(『2001年宇宙の旅』の翌年へ;血の海は、乾いたのか? ほか)
ついに戦争が始まった(ついに戦争が始まった;ドクター・ナカムラ、ありがとう ほか)
浪々の身にもどって(浪々の身にもどって;人類は憎しみにまみれながら ほか)
鬱病の時代なのか(わけをいくつか話そう;インドからの船便 ほか)
インド、バングラデシュへの旅(バングラデシュの日々;オリッサの海辺で)

著者等紹介

宮内勝典[ミヤウチカツスケ]
1944年ハルビン生まれ。主な著書に『南風』(河出書房新社、文藝賞)。『金色の象』(河出書房新社、野間文芸新人賞)。『焼身』(集英社、読売文学賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

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9-31 `01の散文 『焼身』の草稿 報告 豪州のアフガン難民キャンプでのハンガーストで自分の唇を縫って断食。・アフガンで投降したタリバン兵に一人だけ白人系米国人が・・ 日本人に理解できる? 宮内は`44生 藤原新也・辺見庸 達と同世代。・・ 言葉はいま、どのように可能なのか…。9・11以後の「戦争」する世界と厳しく向き合いながら発信した言葉で綴る、6年間の作家の思考の記録。21世紀の新しい世界像を問う。2007/10/29

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