アジアのなかの日本映画

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000220033
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

海外との交流により新しいタイプの日本映画が生まれている.遡って過去における沖縄や在日韓国人など「外部」の表象や娯楽映画の伝播を読み解くことで,どのようなアジア映画世界の交錯が見えるか.新しい日本映画史に接近!

内容説明

ハリウッド、パリ、香港、そしてソウル。複数の映画都市の記憶が2000年の東京に結実する。戦前のナチス合作映画から日活アクション、沖縄映画、在日新世代フィルムまで、新しい光のもとで映画史を編み直す。

目次

1 アジアのなかの日本映画(二〇〇〇年のソウル;日活アクションとヌーヴェルヴァーグ ほか)
2 日本映画とマイノリティの表象(在日韓国人の表象;武士道と日本映画 ほか)
3 一九九〇年代の日本映画(映画史的記憶から解放されて;二〇世紀最後の新人三人―森達也/塩田明彦/今岡信治 ほか)
4 日本映画の海外進出(日本映画の海外進出;漫画と映画はいつでも仲のいい姉妹だった ほか)

著者等紹介

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、西宮に生まれる。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文化・比較文学を学ぶ。現在は明治学院大学文学部芸術学科教授として、映画史を講じている。批評家としての活動は文学から漫画、都市論まで多岐にわたる。『月島物語』(集英社文庫)で第1回斎藤緑雨賞を、『映画史への招待』でサントリー文化賞を、『モロッコ流謫』(新潮社)で伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞を受けた
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